- 角川グループパブリッシング (1982年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041395097
みんなの感想まとめ
歴史改変をテーマにした物語は、架空の機関「征東都督府」を舞台に、タイムトラベラーたちが幕末の日本で繰り広げる緊迫した冒険を描いています。物語は、薩長側が押し戻され、清国の占領下にある不安定な日本を背景...
感想・レビュー・書評
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「征東都督府」とは清国が日本を半植民地支配するために置いたもので…要するに架空の機関である。
幕末日本で歴史改変が起きてしまったため、一種のパラレルワールドの中で存在している。
主人公は三人のタイムトラベラーなのだがそのうち一人は幕府役人から拷問を受け、もう一人もエロい拷問を受け…と話が全く見えないまま進行してしまう。
主人公達は何の目的によるかもわからないまま歴史改変を阻止しようとするのだが…。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
忘年会に出向くために最寄りの駅に行ったら一隅に貸本の棚がある事に気付き,気紛れに抜き出して借りて読んだもの.ローカル線の駅や郵便局には時々こういうのがあるね.
話はいつもの通りレギュラーキャラの笙子,元,かもめ,3人組を主人公にした歴史改変モノSF.戊辰戦争で薩長側が押し戻され,幕府側と確執を孕みながら済し崩し的に不安定な共和国政体になった日本が日清戦争に敗戦して清國の占領下にある.という設定.史実の米軍によるオキュパイド・ジャパンを清國占領に置き換えて半世紀早めた感じ.
かなりの長編なのだが,昭和-明治-寛永時代に渡って展開されるストーリは少々構成が弱く,放置されたまま終わってしまう伏線も散見されるし,樋口一葉,近藤,土方,沖田の新選組一派,勝海舟,李鴻章など,史実の魅力的なキャラクタも多く出ては来るがフォロー無しで竜頭蛇尾,エンディングも唐突な気がする.特に終盤の寛永時代は分量的にもバランスが良くない.昭和-明治に絞った方がまとまりが良かったのでは.
著者プロフィール
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