ねこに未来はない (角川文庫 緑 409-2)

著者 :
  • KADOKAWA
3.72
  • (21)
  • (30)
  • (40)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 273
レビュー : 37
  • Amazon.co.jp ・本 (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041409022

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 猫が苦手だった詩人の長田氏が新婚生活に入ると、愛する妻は一言「なによりもまず猫をかいましょうね」!そして新たなワンダーランドが彼の前に広がり…。昭和の時代の猫をめぐる悲喜こもごものストーリー(時にかなり切ない…)が、長田氏のユーモアに包まれて、語られた軽妙なエッセイ。長新太さんのとぼけた味のある挿絵もぴったり。個人的には、ラストの章の“わが友マーマレード・ジム”が気に入り、そのアラン・シリトーの「マーマレード・ジムの冒険」を是非読んでみたい!!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「「マーマレード・ジムの冒険」を是非読んでみたい!! 」
      正しくは「マーマレード・ジムのぼうけん」で、猫好きの児童文学者、故・上野瞭が訳し...
      「「マーマレード・ジムの冒険」を是非読んでみたい!! 」
      正しくは「マーマレード・ジムのぼうけん」で、猫好きの児童文学者、故・上野瞭が訳しています。
      2014/04/30
  • この本には、結婚の本質について書かれているという書評を読みまして。。昭和50年に書かれた若い夫婦と猫たちの話。すっっごくよかった。題名含め少しマニアックかもしれないと思ったけど、すっごくよかった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「題名含め少しマニアックかもしれない」
      猫好きのためのバイブルの1冊です。。。
      「題名含め少しマニアックかもしれない」
      猫好きのためのバイブルの1冊です。。。
      2014/04/22
  • 猫好きの私には たまらない一冊でした
    図書館から借りた その本は ずいぶん 
    古いもので 初版の昭和50年のものでした
    薄茶に変色した本も風情があっていいものでした

    猫嫌いだった人が 猫好きの彼女と結婚をして
    猫を飼い始める・・・。なんとなく ほんわかした感じ
    猫を分けてくれる  ベッシーおばさんも雰囲気があっていいわぁ~
    猫をどうしても欲しくなった時に
    「かわいい仔ねこをください、きっとかわいがります」
    そんな 張り紙ってかわいいなぁ~

    一匹の猫の話をずっとではなく 
    何匹かの猫との出逢いと別れ・・・。

    作者の表現がとても優しく 心が暖まる感じがしました
    比喩の感じが好きでした

    あとがきの なだいなださんの解釈
    「ねこに未来がない」それは 人間に当てはまる
    読み方、受け取り方によっては 全然違う解釈の本になるのかな

    図書館から借りて サッと読んでしまったので
    今度 本屋さんへ行った時に 購入して またゆっくり読みたい 

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「購入して またゆっくり読みたい」
      猫好きは、必ず一家に一冊。そして読んでいない人に出会ったら、惜しげもなく進呈するコト。。。
      「購入して またゆっくり読みたい」
      猫好きは、必ず一家に一冊。そして読んでいない人に出会ったら、惜しげもなく進呈するコト。。。
      2014/04/30
  • 角田光代さんがおすすめしていたので、読んでみた。
    長田弘さんの本はほとんど読んでいると思っていたので、不覚!
    とか思って。

    長田弘さんも、その長田弘さんが好きになって一緒になることになった奥さんも、生きることがどういうことか知っているという感じがした。
    楽しむ「ふり」や、悲しむ「ふり」や、
    生活の中に「ふり」を持ち込むことを、自分でも気づかないうちにしてしまうことがある。
    なんだかそれは、誰かに自分の生活を観られているような、
    その人に対して自分の生活を演じているような、
    そんな妙な気分。
    決して気持ちのいいものではなくて、どこかいつも不安げな様子に自分がなってしまう。

    そんなことを思い煩っていた私にとって、
    長田さんとその奥さんのねこと暮らす楽しみと悲しみをそのまま受け入れている姿が、なんだかすごく「よいなあ」と思われた。

    ねこが欲しくて「ねこをください」という張り紙を出すところとか、
    この人たちのやり方で、それがとっても「らしく」って、
    「いいなあ」と思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「不覚!」
      今の文庫には、載っていなかったと思いますが、古い本には著者が撮った猫の写真が1点載っています。
      「不覚!」
      今の文庫には、載っていなかったと思いますが、古い本には著者が撮った猫の写真が1点載っています。
      2014/04/22
  • 詩人の長田弘が猫について語ったエッセイのような物語のような不思議な味わいの文章だ。
    ひどく詩的で抽象的で残酷さも感じる文章は夢見がちな青年の印象を受けたので、本人がとても怖い人である、という巻末のなだいなだの解説にえっ、そうなの、とぎょっとしてしまった。
    作中に出てくる「マーマレード・ジムの冒険」面白そうで読んでみたいな。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「マーマレード・ジムの冒険」
      正しくは「マーマレード・ジムのぼうけん」で訳は猫好きで有名な上野瞭。もう流通していませんので、図書館で借りて...
      「マーマレード・ジムの冒険」
      正しくは「マーマレード・ジムのぼうけん」で訳は猫好きで有名な上野瞭。もう流通していませんので、図書館で借りてください!
      2014/04/22
  • ☆3.6
    あんまり期待しないで借りたけど、意外と面白かったな。

  • ねこちゃんを愛するかわいい奥さんと私の話。

  • 自分は猫アレルギーだけど、自分の好きな人には猫贔屓の人が多い。内田百閒、アラーキー、中島らも、大槻ケンヂ。ってことで読んでみた。
    犬と人間の絆となると少々暑苦しくてお涙頂戴になってしまうけど、この作中の猫の存在感はちょうどいい。どの猫も呆気なくいなくなってしまったり、壮絶に死んでしまうんだけど。
    いずれにしろ、かなり好きな雰囲気の本。詩人が書くエッセイ。児童向け。
    猫好きの人にプレゼントしようっと。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「自分は猫アレルギーだけど」
      、、、切ないなぁ~
      「自分は猫アレルギーだけど」
      、、、切ないなぁ~
      2014/04/28
  • 去年、中川しょうこがラジオでお勧めしていた一冊。可愛い猫との暮らし、の話ではありません。ある日突然何が猫の身にふりかかるかわからない、そのすべてを受け止めてやる覚悟があなたにありますか。そう問われているような話。私は猫を飼った事がなく、時たま拾ったけれど飼わないかと声をかけられるけれども、果たして今、私はこの猫を幸せにしてやれるだろうか、突然訪れる出来事と向き合えるかといえば自信がない。でもいつか、と思って、その運命の日を楽しみに待っています。好きな本。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「その運命の日を楽しみに待っています。」
      準備が出来た時に、飛びっきり可愛い仔猫が遣って来そうですね。。。羨ましい~
      初めて読んだ長田弘の本...
      「その運命の日を楽しみに待っています。」
      準備が出来た時に、飛びっきり可愛い仔猫が遣って来そうですね。。。羨ましい~
      初めて読んだ長田弘の本です、それから詩とエッセイは欠かさず読んでいます。。。
      2013/04/10
  • 「かわいい仔ねこください、きっとかわいがります」の張り紙をしたぼくとぼくの奥さんの前に、ベッシー・スミスみたいに悲しげに太った、しかし陽気な声のおばさんが洗面器の中に親指と人指し指の間にすっぽり収まる程の小さい仔猫を入れて現れた。チイはやがて子供を産みクマを命名されるもののある日2匹は忽然と姿を消してしまう。またおばさんは仔猫を連れてくる。「しまいわすれた風鈴が忘れられた死刑囚のように吊られて鳴っている九月」のような素敵な言い回しが散見出来る猫物語。『ねこ踏んじゃった』、『わが友マーマレード・ジム』併録。

全37件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

詩人。1939年福島市に生まれる。1963年早稲田大学第一文学部卒業。1971-72年北米アイオワ大学国際創作プログラム客員詩人。毎日出版文化賞(82)桑原武夫学芸賞(98)講談社出版文化賞(2000)詩歌文学館賞(09)三好達治賞(10)毎日芸術賞(14)などを受賞。2015年5月3日死去。

「2017年 『エミリ・ディキンスン家のネズミ  新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ねこに未来はない (角川文庫 緑 409-2)のその他の作品

ねこに未来はない 単行本 ねこに未来はない 長田弘

長田弘の作品

ねこに未来はない (角川文庫 緑 409-2)を本棚に登録しているひと

ツイートする