あばれはっちゃく (角川文庫)

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著者 : 山中恒
  • 角川グループパブリッシング (2008年4月25日発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (436ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041417041

あばれはっちゃく (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2008年8月31日読了。

    「昭和の名作ドラマ原作が文庫になった!」帯より。ていうかタイトルに驚いて、素早く手に取ってレジに一目散でした。記憶にはほとんど残ってないけど、ドラマが好きだったんですよー。

    「あばれはっちゃく」こと桜間長太郎、小学5年生から6年生までの話。手のつけられないあばれものという意味だそうです。この一言では表せないほどの暴れっぷりはぜひとも読んで確認いただきたいと。

    大工の父ちゃんと、楽天家の母ちゃんと、美人で気取りやだが裏では長太郎に容赦ない姉・てるほ。それだけでもう昭和の懐かしいドラマの登場人物たち。

    駄菓子屋のばあさん、頑固者のじいさん、近所のずるい大人たちをギュウと言わせたり、生意気な小学生、意地悪な中学生、時には姉までもを次々とやっつけたり、仕返しされたり。ただの乱暴者でもなく情には厚い。

    クラスメイト。ガールフレンドの宮村ヒトミ。今で言うツンデレか。長太郎には場合により愛想良かったりつんけんしたり。男の子たちには「オンナノコ」と呼ばれる色白のおとなしい沢田公一。だがヒトミには優しくされたり仲良く話したりで長太郎にとってはちょっと気に食わないやつ。転校生の吉井正彦。ハンサムでかっこよくて女の子たちには人気者で、ヒトミもお気に入りの男の子で、こいつもやっぱり長太郎にはかなり気に食わないやつ。

    こうして書くと、ヒトミって結構悪女な素質のある女の子かも。と思いきや、最終回ではあっと驚く展開に。子どもはやっぱり、好き勝手やれても「おやじやおふくろのふろく」だが、成長した長太郎がどう出るか、この話には出てこない。

    あばれはっちゃく、たしかに近頃見ない子だよなぁ。
    だからこそ余計に人の気持ちをすっきり爽快にしてくれる子だと思う。

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