幕末純情伝―龍馬を斬った女 (角川文庫)

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本棚登録 : 194
感想 : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041422342

感想・レビュー・書評

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  • もしも、沖田総司が女だったら・・・。

    そのような感じで始まるお話。

    でも、読みいるとそのような設定は違和感は、全然感じないかも。

    そして、映画化していたんだ・・・と、初めて気付かされた。

    • hs19501112さん
      懐かしい・・・。
      中学時代、牧瀬里穂が沖田役での映画版、観てきました。
      懐かしい・・・。
      中学時代、牧瀬里穂が沖田役での映画版、観てきました。
      2012/11/06
    • しをん。さん
      >hs19501112さん
      映画版!あるそうですね・・・ヽ(^o^)丿
      私は、この本をはじめて読んだ時に衝撃を受けましたがその衝撃がスクリ...
      >hs19501112さん
      映画版!あるそうですね・・・ヽ(^o^)丿
      私は、この本をはじめて読んだ時に衝撃を受けましたがその衝撃がスクリーンで見れるなんて・・・。
      DVDを借りてきて、また見たいと思います♪
      2012/11/06
  • 黒船が伊豆下田の沖に姿を見せた明くる年、菜の花咲きみだれる下田で、土方歳三は妖しいほどに美しい琴と運命的な出合いを果たしていた。
    それから四年、もはや一殺一両の殺人集団になり下がった新撰組に、歳三とともに美剣士、沖田総司として琴がいた。
    総司は、女である身をおしかくし歳三への愛の証として、ひたすら人を斬りつづけ、ついにはその刃を坂本龍馬に向けていく。

    「沖田総司は実は女であった」というバカバカしいまでにぶっ飛んだ設定で書かれたSF歴史小説。

    登場人物は実在の人物ばかりですが、その内容たるや、これ以上のムチャクチャはあるもんか、というようなドタバタ劇。

    最後のほうは岡田以蔵と龍馬が斬り合ったり、総司は土方を叩き斬った後、実兄である小栗忠順に撃ち殺されたり、もうなんだか殺し合いをしている理由も何だかよくわからなくなります。

    それぞれの人物像とか、互いの関係とか、どんな作品でも描かれていなかったような描き方をしているし。
    まさにSF。ちなみに本作は牧瀬理穂の主演で映画化もしました。

    この沖田総司、怪しいまでに美しい女性で、土方歳三から桂小五郎、坂本龍馬、芹沢鴨、岡田以蔵まで、佐幕、倒幕関係なく男どもはみんな彼女に夢中になってしまいます。
    けれど総司の心は初めての男性である土方ただ一人を想い、芹沢鴨など、土方の気持ちを確かめたいという目的のためだけに殺されてしまいます。
    そのときの近藤と源さんの会話がいいです。

    「でも、こわいだろ、総司って」
    「なにがです」
    「オイ、オイ、しっかりしてくれよ。男が自分に惚れてるかどうか確かめるため、人ひとり殺させちゃうんだから」

    史実では芹沢鴨はその目に余る暴挙に苛立った試衛館一派に暗殺されています。
    (新撰組内の覇権争いという見方もできるけど)

    ところが本作では総司の恋心の暴走によって死んでしまう。
    歴史的な意義は何も残せず、ただの無駄死にです。
    とにかく、総司は恋に狂って人を斬って斬って斬りまくる。
    史実の総司も、菊一文字についた血の乾く暇がないくらいに人を斬り、京の民には「人斬り沖田」と呼ばれていたけれど、その理由が「好きな男のため」では斬られたほうも浮かばれないですよね。
    だが、もしかしたらそれは一つの真実なのかもしれません。はからずも坂本龍馬がこう言います。

    「女が恋に狂や、歴史ぐらいすぐひっくりかえるぜよ」

    恋のエネルギーを馬鹿にしてはいけない。
    とにかくハチャメチャなストーリーだけれど、こんな歴史がなかったとは言い切れないのではないでしょうか。

  • なんだこれ…でしたf^_^;歴史小説ではないことはわかってましたが。なにせ沖田総司が女だったってお話ですから。これはもう歴史に名前がある人達と同姓同名の人達が出てくる全く別物の小説って感じです。文字だけだからなんでしょうが、いま大声で騒いで威張ってた人が、急に相手に対してびびってガタガタ震えて命乞いしたりとか…なんでその展開⁇です。行間を読めないわたしがダメなのか。沖田総司が惚れて惚れて土方の後を追って新選組に…ってのはわかったけどその後の2人の展開がわたしには意味不明。よく映画化したなぁ。

  • 「沖田が女だったら」とばかりいうけど、他の人物も性別が変わっていないというだけでかなりオリジナリティ溢れるキャラクターになっているような。
    沖田は最初「こんなオカシイ女嫌だな」と思ったけど、可愛いところも結構あって愛しくなってくる。
    舞台版はみたことないけど本とは結構違うらしい?舞台自体何パターンもあるみたいだし…興味はあるけど、DVD化してなきゃもう観ようがないからなあ

  • 今や若手女優の舞台での登竜門的作品ですけども、牧瀬里穂主演で映画化されたときに確か「沖田総司はBカップ」というマヌケなキャッチコピーがついていたことをふと思い出しました(笑)。このふざけたキャッチコピーどおり、沖田総司は実は女性だった、という設定のお話です。最近の少女マンガでも「風光る」は、沖田総司に恋した女の子が男装して新選組に入隊する話だし、昔のだと木原敏江の「天まであがれ」でも、土方さんに恋した女性が男装して新選組に入隊するエピソードがあったように記憶してますが、沖田総司自身が男装した女性(土方さんに恋して入隊)だった、っていう設定は、この作品くらいかな?ある意味、幕末版イケパラ設定ですけども(笑)。とはいえ、読んだ当時は自分も若かったこともあり、普通に女の子・沖田総司の切ない恋心に涙した記憶があります。真面目な歴史ものではないけど、これはこれで面白い。

  • 筧利夫・広末凉子の舞台はとっても×6大好きよ(爆)

  • 2011/7

  • 小学生の頃何度も読んだ。ちょっとえっちでどきどきしながら…

  • 大好きな小説。
    ちなみに私が初めて触れた新撰組モノ・幕末モノ小説でもある。読んだのはたぶん中学生ぐらいの頃かな。
    お陰で相当間違った知識を仕入れてしまった(笑

  • 去年の夏、この舞台を観に行ったのがきっかけ。
    正直受けるエネルギーがすごくて話の展開についてくのに必死だった(わかりづらかったともいう)
    ただ、ものすごく”つかワールド”が気になってしょうがなくて。

    原作と、舞台は別で考えた方がいいね。
    原作は原作で、つかさんの独特の描写がなんとも。
    私は好きですね。
    暴力的だったり本能的だったりするんだけど、目をそらせない。
    沖田総司が女だった― って設定が、まず好きだな。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。劇作家、演出家、小説家。大学時代から演劇活動をはじめ、73年『熱海殺人事件』で岸田國士戯曲賞を当時最年少の25歳で受賞。70年代演劇界に一大旋風をおこす。82年『蒲田行進曲』で直木賞受賞。現在も国内外で活発な劇作・演出活動を続ける。

「2018年 『小説 熱海殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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