黒い招き猫 (角川文庫 緑)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 16
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041425060

感想・レビュー・書評

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  • ホラー短編集。ブラックな味わいでぞくりとさせられたり、はたまた笑わせられたりも。そしてどれもが短編としてもかなり短い物語にもかかわらず、一筋縄でいかないものばかり。意外な着地点に驚嘆させられました。
    お気に入りは「ひどい熱」。実にシュールでぐるぐるした読み心地。こんな悪夢は見たくはないけれど、現実もまた恐ろしい。
    「ベランダの眺め」も嫌だなあ。知らなければなんてことのない話なのに。これは一番怖かったかも。

  • 解説の石上三登志氏の言葉を借りると、今作も見事にツヅキ亜空間に連れ込まれツヅキ現象を体験させられる作品の数々。ひねりにひねるラスト。都筑さんの怪奇作品はただ怖いというだけではない。怖い中にもユーモアがあり、昭和的な懐かしさもあって、どうしても度々手にとってしまいます。

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著者プロフィール

(つづき・みちお)1929-2003。東京出身。10 代から時代ものを発表していた読物雑誌の衰退に伴って海外ミステリ翻訳家に転向、『E
QMM(エラリイ・クイーンズ・ミステリ・マガジン)』日本版編集長を経て、1961年『やぶにらみの時計』を刊行、推理作家となる。トリッキーな趣向を凝らした作品の一方、ユーモラスなアクション小説、捕物帳を含む本格推理、ハードボイルド、SFミステリなど多彩な作風をもつ。永く無冠でいたが晩年に日本推理作家協会賞、日本ミステリー文学大賞を受賞。

「2022年 『都筑道夫創訳ミステリ集成』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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