新青年傑作選怪奇編 ひとりで夜読むな (角川ホラー文庫)

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レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (380ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041434048

作品紹介・あらすじ

大正から昭和にかけて、もっともハイセンスで知的な雑誌であったばかりか、数数の才能を生み出し、日本における探偵小説・ホラー小説の黎明期を支えた「新青年」より、選りすぐりの怪奇小説を集めたベストセレクション。江戸川乱歩「芋虫」、小栗虫太郎「紅毛傾城」、夢野久作「鉄槌」など、13編を傑作を収録。極上モダン・ホラーの恐怖が、時代を超えて、今、甦る。

感想・レビュー・書評

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  • 昔の作品なので、アイディアが古い。
    「ヤトラカン・サミ博士の椅子」牧逸馬
    「死屍(しかばね)を食う男」葉山嘉樹
    「紅毛傾城」小栗虫太郎
    ◎「可哀想な姉」渡辺温→筋はたいしたことないが、話の雰囲気が良い
    「鉄鎚(かなづち)」夢野久作→やっぱ面白い。
    「痴人の復讐」小酒井不木→落ちが微妙。昔ならありえたのかも。
    「柘榴病」瀬下耽→既読。柘榴病というのが良い。
    「告げ口心臓」米田三星
    「聖悪魔」渡辺啓助→軽妙な文章。
    「本牧のヴィナス」妹尾アキ夫
    「エル・ベチョオ」星田三平
    「マトモッソ渓谷」橘外男
    「芋虫」江戸川乱歩→さすが大御所。ちょっとキモイ。

  • 「新青年」に掲載されたホラー、及びそれに近い味の作品を集めたアンソロジー。文章や背景、作品自体に時代を感じさせられるが、それらは同時に、現代のホラーにはない味わいをも感じさせる。

    江戸川乱歩、夢野久作といった有名作家から、現在では殆ど名前の知られていない作家のものまで13編を収録。この時代と作家については巻末の解説にて詳説されているので、こちらもぜひ一読されたい。

    何も「土着ホラー」だけがジャパネスク・ホラーではない。大正及び昭和時代の、紛れもない「日本のホラー」なのである。

  • これは橘外男の「逗子物語」が秀逸。
    純和風な物悲しいお話ですが、最後が救われるようなシーンで涙が止まらなくて。
    にしても子供と怪談って似合いますね。

  • 似た系統の著者が集まっています。

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著者プロフィール

1894‐1965。明治27年10月21日三重県に生まれる。早稲田大学で経済学を学びながらポーやドイルを読む。様々な職業を経験した後、大正12年、雑誌「新青年」に「二銭銅貨」でデビュー。昭和22年、探偵作家クラブ結成、初代会長に就任。昭和29年、乱歩賞を制定。昭和32年から雑誌「宝石」の編集に携わる。昭和38年、日本推理作家協会が認可され理事長に就任。昭和40年7月28日死去

「2018年 『人間豹』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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