石ころのうた (角川文庫 み 5-2)

著者 :
  • KADOKAWA
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感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041437025

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  • 三浦綾子さんの自伝。女学校に入った頃から小学校教諭になり、終戦時の墨塗り教科書を経験して虚無におちいるまでのことが描かれている。どこまでも自分を客観視している文章が冷徹。だれしも触れたくない過去はあると思うが、その暗部をさらけ出す勇気に感服した。普通のひとは自分のことをここまでは書けない。三浦さんの作品の深みがこの体験から来ていることに気付く。たくさんの重要な出会いがあるのは、彼女の人徳だろうか。

  • (メモ:高等部2年のときに読了。
     その後、購入し、数回読みました。)

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著者プロフィール

1922年4月、北海道旭川市生まれ。1959年、三浦光世と結婚。1964年、朝日新聞の1000万円懸賞小説に『氷点』で入選し作家活動に入る。その後も『塩狩峠』『道ありき』『泥流地帯』『母』『銃口』など数多くの小説、エッセイ等を発表した。1998年、旭川市に三浦綾子記念文学館が開館。1999年10月、逝去。

「2023年 『横書き・総ルビ 氷点(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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