- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041437032
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
昔ドラマ化した小説。
自分の娘を殺した犯人の子を乳児院からもらい、本当の子供として育てる辻口夏枝。彼女はその子が犯人の娘だとは知らずに育てている。
知っているのは夫のみ。
下巻に続く。
陽子にこれからどのような展開が待ち受けるのか・・・。 -
汝の敵を愛せよという言葉に対して自問自答する啓造の心の揺れ動きが非常に読んでいて苦しかった。が、最後に自分の中で答えとなるべくものが見つかって良かった。でも、一方の夏枝はいまだ夫を憎む気持ちが捨てきれずにいるはずで…とにかく早く下巻が読みたい。
-
読んだのは学生のとき?
どの登場人物の感情にも共感できる部分があって、読んでてひたすら悲しくなった。
「汝の敵を愛せよ」の言葉から始まった夫婦間の復讐劇によって、美しさと残酷さを持つ人の心を描いてる。
心が凍りつくまでの前編「氷点」と、劇的に代わる人間関係と赦しがテーマになる「続・氷点」で完結。
二回?2夜連続特別ドラマになってる。 -
前編だけだが、引き込まれる内容は、恐ろしい設定の中に、誰もが考えているんだろうと感じる心理がちりばめられていて、共感してしまう。後編に期待!
-
上下巻、続氷点上下巻、読了。
-
中1で読んで衝撃的で強く記憶に残ってます
-
クリスチャンや、キリスト教が苦手で遠巻きにみていた作品。
こんなに読ませる小説久し振りだ!という感動すら与えてくれる。
夫婦の確執と不義、幼児の喪失、義子への仕打ち、血の繋がらない兄妹の感情の交差…
これでもか、これでもかとある一家と取り巻く人々の話が出てくる。
これらを飽きさせることなく読ませる三浦綾子の筆力に脱帽。
ひとつひとつの事象に対して周囲の人々の腹の中を丁寧に描き出している手法が特徴
何度も映像化したくなる気持ちがわかる -
許すとはなにか。