- Amazon.co.jp ・本 (402ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041437094
感想・レビュー・書評
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壮大な長編小説
日本人の真面目さと勤勉さ、そして忍耐強さを実感する詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
今まで読んでいた三浦綾子の著作の雰囲気とちょっと違う印象。1年以上漂流されている絶望感とかすかな期待みたいなもんが、読んでるこっちにも伝わってきた。
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歴史的な事実に基づいているフィクションですが、ある意味驚愕のラスト。ある意味真骨頂。
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江戸末期、と言っても瓦解よりもちょい時代が古い。
そんな時期に水夫(かこ)3人が“世界”を目の当たりにする。
歴史好きにはヒジョーに興味深い作品でした。 -
江戸時代に、太平洋を1年2か月も漂流しアメリカに流れ着いた日本人のお話。
どっしりと読みごたえがある。読んでよかった。
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江戸末期のモリソン号事件を題材にした小説。船が難破し、最後に生き残った3人がアメリカに上陸し、その後日本に戻ってくるが異国船打ち払い令によって、目の前にして祖国の土を踏むことができなかった人生を描いている。難破船上での悲惨な状況、母国に拒まれた無念さが、冷静な語り口調によってより際立っている。
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ある人からプレゼントされた本。
中学の時「銃口」を読んでから三浦綾子さんの
誰かの人生を描く力に魅かれた。
天保3年の頃千石船が出航。
嵐にあった船は難破しつづけその中で
次々に乗組員が死んでいく。
上巻の終わりでは残り3人となった乗組員が
アメリカにたどり着く。
まだ中、下と続くのだけど既に歴史絵本や
ネットで調べた資料も一緒に贈ってもらっているので
結末は知ってる。
それでも読まずにいられない彼女の文章。 -
三浦さんには珍しい世界をまたにかけたスペクタル的でもある作品です。もし最後の3人が無事帰国していたら日本は変わったかも!?
祖国を目の前に上陸できなかった無念さに涙します。
著者プロフィール
三浦綾子の作品





