明日をうたう 命ある限り (角川文庫)

著者 :
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本棚登録 : 11
感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041437230

作品紹介・あらすじ

人間の生活は、つきつめれば誰しも感謝と謝罪の二語につきるのではないか-。日々襲いかかる病魔と闘い、一人遺言をしたためながら胸に浮かぶ、時、人、言葉…。作家デビュー以後の軌跡を刻む本書の執筆再開を願いながら、ついに叶うことなく七十七歳の生涯を終えた著者が最後に遺した、魂を揺さぶる感動の書。

感想・レビュー・書評

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  • 厳しい視線
    若い頃に読んだ「氷点」の内容は詳しくは覚えてませんが、キリスト者としての著者の生き方には自分と他人をしっかりと見つめる厳しい視線を感じます。

  • イスラエルを旅したとき,アラブ人と知り合った。アラブ人夫婦のうしろからちょろりと首を出した3人の男の子達に何か土産をあげたいが,気の利いたものがない。そんなとき,彼女は「カラス ナゼナクノ」と七つの子を一心に何度も歌った。別れ際男の子が恥ずかしそうに「カーラース,カーラース」と歌った。無形のプレゼント。

    本書の終わりに記されていたことば。「・・・俄然38度の熱を出したのである。」この後,連載は二度と再開されなかった。
    1999年10月12日77歳ので彼女は逝った。私の誕生日の前日である。

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著者プロフィール

1922年北海道旭川市生まれ。小学校教師、13年にわたる闘病生活、恋人との死別を経て、1959年三浦光世と結婚し、翌々年に雑貨店を開く。1964年小説『氷点』の入選で作家デビュー。約35年の作家生活で84にものぼる単著作品を生む。人の内面に深く切り込みながらそれでいて地域風土に根ざした情景描写を得意とし〝春を待つ〟北国の厳しくも美しい自然を謳い上げた。1999年、77歳で逝去。

「2021年 『残像 下』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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