- 角川書店 (1996年1月18日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784041445297
感想・レビュー・書評
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夏樹静子の作品は、心理描写がうまいと思います。
この作品でも、50代で造園設計家という仕事をしている主人公の心理を巧みに描いています。「アルツハイマー病」とか「精神余命」という言葉は、50代の働き盛りにとっては、できれば他人事であってほしいものです。
主人公に感情移入してしまうのは、今の時代では50代、60代がまだまだ現役だからです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
若年性アルツハイマーをテーマにしたお話です。
こちらも働き盛りの52歳の男性。造園設計をしていて、雑誌などにも取り上げられたり、海外の賞をとったりするほどのやり手。
でも、アルツハイマーになってしまいます。
何エーカーもある広大な土地全体をデザインする・・・という、自分にとっても記念碑になるような仕事だけは、最後にやりとげたい。
でも、自分の「精神余命」はいつまでもつのだろうか・・・・
というお話です。
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著者プロフィール
夏樹静子の作品
