麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)

著者 : 阿佐田哲也
  • KADOKAWA (1979年9月発売)
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  • レビュー :59
  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041459515

麻雀放浪記(一) 青春編 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • ずっと読もうと思っていながら何故か読んでいなかった一冊。チンチロリンから始まって次第に麻雀が戦後の日本でメジャーになっていく背景や、何よりも博打に身を投じる気概が今ではとても考えられず、当時の本当に真剣な勝負に息詰まる。全自動となった今の麻雀にはない様々なイカサマや技も興味深い。シリーズを読破したいと思い、麻雀を久し振りにやりたくなった。

  • 滲み出るほど濃い背景を持つ登場人物に、冴える真剣勝負の描写。ため息が出るほど面白い。対局の間に人が死んでるのに、死体から有り金をひんむいた上で、まだサンマアで勝負を続けるバイニンたち。理解できない。それなのに、巻末の解説はムツゴロウとは。訳がわからないよ。そういえば、学生時代に一度だけ天和を直に見たことがあることを思い出した。人が一生にできるかできないか、ということを日常にしている人たちなんだろうな。

  • 不幸じゃない生き方ってのは、つまり安全な生き方って奴があるだけだな。安全に生きるために、他のことをみんな犠牲にするんだーードサ健

    俺たたちゃこれで生きてるんだ。死ぬまでやるのさ。負けるってのは、つまり死ぬときのことなんだーードサ健

    面白えね!博打はこれだから面白れぇ。死ぬも生きるもサイの目ひとつ、どうせなら、こんなふうに簡単に死にてえものさーー上州虎

    戦争が終わって間もない、焼け跡そのままの東京で悪漢無頼の博徒達が出し抜き出し抜かれ、陥し入れ、嵌められ…
    信じられるのはこの身ひとつ。博打で負けたら同じ博打で勝ち返す以外に生きる道なし!!

    ドサ健格好良いぜ!!そしてまゆみはいい女だぜ!

  • やっと読んだ、という感じ。

    戦後の日本において、
    ひりつくような世界に身を置いて、その腕を鍛えてきたんだな、というのがよくわかる。阿佐田さんの哲学というか、人柄がにじみ出ていて、人間とはなんだろか?という問いにもある種答えをくれるような本ではなかろうか。

    麻雀やりたくなる。

  • 勝負師の生き様と、巷のドス黒い話が描かれて
    こういう世界もあるんだなと、かなり面白かった。

    人間カッカしてるときは、ダメダメになるというのが
    よーくわかりました。
    続きも読まねばなるまい。

  • 麻雀界の英霊:色川武大こと阿佐田哲也の、自身をモデルにしたピカレスク・ロマン。

    麻雀は、突詰めれば運否天賦が支配するわけで、
    ヒラでぶつ限り、うまいうち筋、ある種のセオリーはあれど、
    どんなに尤もな打ち方をしていても、ヒキが良い奴には十中八九適わないわけです。
    この小説の登場人物は、主人公の坊や哲を始め、
    エレベータ,積み込み,おひき,そしてツバメ返しなど、様々なサマを使って、
    “必ず勝つ麻雀”を打ち、それを生業したアウトローな道を選んだ男たち。
    その、汚く惨めで華々しい生き方が描かれた小説です。

    内容は、当然ながら麻雀のルールを第一に知っていなければ意味が分からないと思いますが、
    分かるならばお勧めです。
    文中に麻雀牌が描かれていて、非常に流れが分かりやすく、
    状況理解しやすいです。

    表紙のデザインが版数によって違うのが難点ですね。
    僕は黒鉄ヒロシ版が欲しかったので、オクで全巻落としました。
    現行の福本伸行版より中身のイメージに即している気がしています。

  • 麻雀小説の金字塔4部作の第一弾『青春編』。戦後焼け野原となった東京で博打を生業とする男たちの社会があり、少年『坊や哲』もその世界に魅かれて身を投じることになる。人としては破綻している連中だが、ギャンブルに関しては大まじめ、全身全霊を傾けて取り組む姿にはニヤついてしまう。「この世界の人間関係は、ボスと、奴隷と、敵と、この三つしかないのよ。」他、名セリフも満載。麻雀を知らなくてもおもしろい、おすすめ。バラック小屋のめし処『かにや』で銀シャリの朝げを食べてみたい。

    参考)麻雀放浪記(一)青春編、(二)風雲編、(三)激闘編、(四) 番外編

  • やばい、ひさびさに読みたいっ

  • うん!

  • 博打打ちのお話。騙し騙されの世界に美徳なんかない。皆泥臭く生きているんだ。いくらウデがよくても、結局は死んだ奴が負け。死ねば周りに喰われてしまう。博打を打つことに命がけで、平然と人を騙し利用するそのいやらしさに惹かれる。

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