亜愛一郎の狼狽 (角川文庫 (5735))

著者 : 泡坂妻夫
  • 角川書店 (1985年3月10日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (411ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041461044

亜愛一郎の狼狽 (角川文庫 (5735))の感想・レビュー・書評

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  • 面白い。大層面白い。主人公が、まぬけて愛らしいキャラクターなのが良い。

    呆けもさえてる。トリックは、なるほどと感心させられる。主人公が刑事でも探偵でも学生でもなく、冴えないカメラマン。事件には偶然に巻き込まれるストーリも、推理小説の非現実的な設定とは違って好感が持てる。

    短編8話なので楽に読めるし、繰り返し読むのが楽しい珍しい推理小説。久しぶりに会った名作!!

  • 泡坂妻夫の最初期の短編集。雑誌『幻影城』新人賞佳作入選の「DL2号機事件」を含む。これまで読んだ彼の作品の完成度の高さと比べると、習作という印象から免れ得ない。トリックはアリバイ、密室、足跡等ヴァリエイションに富むが、奇をてらいすぎている感じがしてしまい、物語全体にとけ込んでいない。物語ごとに異なる登場人物、場所の設定がよく書けているだけにもったいない。

    ただ探偵役、主人公の亜(あ)は頼りなく、恐がりで運動オンチというキャラは好印象が残る。亜をイメージしたらしい角川文庫の表紙絵、デザインはひどいものだが。

    亜のその後の活動も気になるが、泡坂さん自身の作家としての成長ぶりを後追いしてみたいが、このシリーズ、前回帰国時僕は箱詰めしてドイツに送ったかが心許ない。

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