彗星物語(下) (角川文庫)

  • 角川書店 (1995年3月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041469095

みんなの感想まとめ

家族の絆や文化の違いをテーマにした物語は、城田家の3年間を通じて、読者に深い感動をもたらします。主人公たちが直面する摩擦や葛藤、特に真由美の不倫や春雄の非行、幸一の家出など、家族の中での様々な出来事が...

感想・レビュー・書評

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  • 20代の時読んで久々にまた出会った本
    城田家の3年間を一緒に過ごした感もあるし
    敦子さんの日記を読んだような3年間

  • ボラージュが来て2年が経ち、彼は留学生の寮での生活を続けていた。週末は城田家に来る生活。あっという間に3年という歳月が経ちお別れ会が催される。城田家の娘二人はボラージュの縁で イギリス人とケニア人との結婚が決まり 末っ子の恭太は何につけてもゆっくりな成長をしていたのに ボラージュの勤勉さと 彼を通じての異国の人との出会いで医者を目指すようになる。
    この本の中に出てくる恵那の星が降るほどの場所って一体どこだろうといつも思う。恵那はすぐ近くにある場所だけど そんな場所があったのかなぁ。
    ボラージュが帰る少し前に家族写真を撮った時、何故フックがボラージュにずっと抱っこされていたのか 最後にボラージュがお別れの会でフックに向けて語った言葉で判った。
    梅雨が嫌だとフックに話かけると 彼は僕は毛があるからもっと辛い、と語り
    ホームシックにかかると 僕には帰る場所がない、僕の親はどこにいるか判らない。
    そんな会話を夜中にしていたようです。
    ここから先は涙なしでは読めなかった。
    前回もそうでしたが
    今回も判っていても やはり泣けました。

  • 内容(「BOOK」データベースより)
    文化の違い、慣習の違いは、ボラージュと家族との間に解決しようのない摩擦を生む。そして真由美の不倫、春雄の非行、幸一が家を出るなどと、いさかいは絶えない。いったんは離れ、しかし、また寄りそいあう家族。―だがやがて、ボラージュの巣立ちの日がやって来る…。家族のつながり、人の絆のありかに、柔らかな光をあてた名作長編。

  • ハンガリー、フック、

  • ボラージュとの別れや、娘たちの突然の結婚話などが、敢えて盛り上げることもなく淡々と描かれており、出会いや別れや小さな事件の積み重ねが人生なんかなぁと感じた。

  • 主人公はフック。ハンガリーから来たボラージュが巻き起こすドラマ仕立てにはなっているけれど。爽やかな風が吹き抜けた感想。

  • 最後の別れのシーンで涙。。
    ストーリーの骨格はシンプルだけど、味付けがなんとも宮本輝らしい。

  • 最高

  • 上巻に記載

  • 本で久しぶりに泣いてしまった。ただの家族の物語では無いところが
    宮本作品ぽいと思った。どうしても、歴史や海外の話が入ってくる。でも、それが自然と全体になじんでいて、なくてはならないポイントになっていて、さらに、犬。そしておじいちゃん。とても良いお話だと思った。

  • そんなに面白かったわけじゃないけど、飽きなかった。人に勧めるかってーと、勧めない。

  • 留学生ボラージュの三年間と、城田家の家族の話。
    おじいちゃん福造、犬のフックがいい味を出しています。
    勉強とはこういうことか、努力とはここまでやれるのか、頑張ることを考えさせられました。
    読みやすいので、どんどんあっという間に読み終えます。
    笑いあり、涙あり、人間模様の楽しめる一冊でした。

  • ハンガリーからやってきた留学生に、城田家の十二人と犬一匹はテンヤワンヤ。笑いと涙の物語が問う、家族の愛情と人と人の絆の物語。 

    面白そうです

  • 上巻ではとても勉強家だった留学生が、下巻になったとたん
    日本になれてきたせいか、大きく違う人になってしまいました。
    余裕が出てきた、という事なのでしょうか?
    それがまた問題勃発になって、鎮火したと思ったらまた別の問題…。
    最初に出てきた、娘の『結婚相手』はどうかと思います。
    むしろ駄目です。
    あんなのを連れてきたら、叩き倒しますね。

    ゆるやかに最後にまとまった感がありますが
    最後の最後に、ああくるとは思いませんでした。
    温まった心がゆっくりと溶け、最後の一言で水になった。
    そんな終わり方で、家族っていいなぁと思える話でしたw

  • 上巻のところに感想を書いてあります。

  • ハンガリーからの留学生との文化の違い。娘たちの恋愛。皆成長してる。この物語に出てくるお母さんのような人になりたい☆

  • 大家族に少しあこがれるが、実際に我が家にホームステイの話が持ち上がった場合は、部屋が狭くなるので丁重にお断りさせていただく。家族写真は、いつか撮ってみたい。

  • “喪失”というものは、なぜこんなにも哀しくて、そして美しいのだろうか?<br>

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     何て思ったわけです。
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     『彗星物語』は上下巻合わせて3時間で読めると言うお手ごろさのくせに、最後には思いっきり泣かされたし、幸せを感じる。
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     6人家族+義父+義妹とその子供達+自分を犬だと思っていない犬フック という大家族に共産主義国家から3年の猶予で日本に留学してきたハンガリー青年の三年間の話。
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     皆に欠点が有って、皆ちょっと変で、いさかいが絶えなくて、理不尽で、わがままで、本気で怒って。
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      本当におきていそうな、本当に起こり得るような気がするような、普通の話。 というのも、登場人物の感情が本当に普通だから。
     <br>えらく聖人みたいな奴もいないし、えらく悪い奴もいない。 わがままな、人間たち+犬。
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     すぐに読めちゃうのに、あぁ、なんだか壮快な?爽快な?壮快な、涙と感慨に包まれる。
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     それから、井坂幸太郎の『チルドレン』や、平安寿子の『もっとわたしを』みたいな、短編集なのに、一個目の話の脇役が二個目話では主役で出来る、みたいな“おかしさ”とか、“つうっぽさ”みたいなのが好きな人は、途中で出てくる、中学校のテストに、自分の(=宮本輝の)作品使っちゃうあたりに、楽しさを感じるでしょう!

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著者プロフィール

1947年兵庫生まれ。追手門学院大学文学部卒。「泥の河」で第13回太宰治賞を受賞し、デビュー。「蛍川」で第78回芥川龍之介賞、「優俊」で吉川英治文学賞を、歴代最年少で受賞する。以後「花の降る午後」「草原の椅子」など、数々の作品を執筆する傍ら、芥川賞の選考委員も務める。2000年には紫綬勲章を受章。

「2018年 『螢川』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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