小説吉田学校 第1部 保守本流 (角川文庫 緑 481-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041481011

感想・レビュー・書評

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  • 三木武吉は魅力的です。

  • 吉田茂が政権の安定を図るため、佐藤栄作や池田勇人を始めとして、積極的に官僚出身者を登用し、いわゆる「保守本流」を形成していく。一方、鳩山一郎、三木武吉らとの壮絶な権力争いを繰り広げる。
    しかし、単なる自分本位の権力闘争ではなく、国家としての戦略を明確にした上での闘争であるところに、大政治家としての気骨を感じる。特に連合軍の占領からの独立と米国からの再軍備要求の拒否するための日米交渉の場面は、凄みを感じる。
    この小説吉田学校(全8冊)は、高校入試の合格発表後、古本屋に立ち寄った際に見つけて、入学までの春休みで8冊すべてを一気に読んだ。
    23年ぶりに改めて読んだが、当時よりもさらに面白く感じるのは、今の政治に対する失望の裏返しだろうか。

  •  奇怪な指令。芦田均内閣が総辞職をしたとき、参謀第2部はまだ民政局の悪材料を掴み損ねていた。過度の混乱は革命につながる。保守勢力の温存を画策する参謀第2部は、民政局とは立場を異にしていた。民政局は、自由党幹事長山崎猛を首班に推した。挙国一致内閣を組織して、さらなる制度改革に邁進すべし。自由党総裁吉田茂は、渋面をひきつらせて席を蹴った。

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