成りあがり―矢沢永吉激論集 (角川文庫 緑 483-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (307ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041483015

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  • 2020年8月9日読了。キャロル解散・ソロ活動開始時28歳の矢沢永吉が、自分の生い立ち・上京後のあがき・ミュージシャンとして頭角を表す経緯などについて語った本。インタビュアーは糸井重里。この文体とヤザワのキャラクターから漂う生々しさがたまらない、彼が直接自分に語りかけてくるようで、なるほど当時この本がさぞ鬱屈した若者たちに影響を与えたことだろう…。キャロルの活動・バンドメンバーたちに関する記述が全体の中で非常にボリュームが少ないことに驚く、相当いやなことがあったのだろう…。ミュージシャンの収入や権利に関する彼の発言も、昭和53年当時ではあまりに先を行き過ぎていたのではないかと思う…。今でも、芸能人やスポーツ選手は自分の権利を主張せず、不利な契約を結んで事務所の言いなりになるケースが多いのではないか。

  • モチベーションが落ちている時に読むと、若い時の初心を思い出し、元気をもらえる、そんな本。
    永ちゃんの半生が、永ちゃん口調で語られていて、親近感を感じる。バイタリティ、エネルギッシュ、プロ意識、硬派、永ちゃんそのものだ。

  • 再読あり

  • これがかの有名な「成りあがり」かー
    昔矢沢が出した本がめちゃくちゃ売れたという話はどこかで聞いたことがあった。(発売は昭和53年7月、奇しくもオレが生まれた年月だった)、その本を今オレがメンターと仰いでる糸井重里さんが関わっているというのを偶然知って読まざるを得なかった。今でも多くの熱狂的なファンを持つ矢沢の初めての激論、おそらく糸井さんがインタビューしてそれを書き起こしてるんだと思うけど、こんなにも熱い人なんだとは知らなかった。と同時にこれだけ熱狂的なファンがつくのも分かる気がした。矢沢、カッコいい。カッコ悪さがないのではなくカッコ悪さも含めてカッコいい、器の大きさを感じさせる、(まさにHOW TO BIG)自分のことをオトーサンと呼んだり、意外と真面目だったりそういうところと先を見据えた行動をシビアに自分と自分の今いる立場を考えて行動に移す、確かに頭が良いと思う。それだけ真剣だったんだろうなと思う、必死だったんだろうなと思う。リスペクトですよ。矢沢の様にカリスマのスーパースターになれなくても生き様を学ぶことは出来そうだ。よし、やってやろう!

  • 糸井重里による取材、というのかな。
    矢沢永吉はすごい。ビッグになるためにこんなに真剣に生きてる人なんだ。かっこいい。

  • 2001.6.13~ 18 読了

  • 2016/12/6読了

  • 矢沢永吉が生まれてから有名になるまで、まさに成り上がるまでの軌跡。誰しもが最初から有名なわけでもなく、金持ちでもない。ただし、誰しもが夢は持っているはず、それを持ち続けるられるか、諦めるか。そんな人間臭いストーリー。

  • 上さんには会社で給食出ると言いながら、昼飯時になると新聞を読んだり、外食してくると同僚に話し近所の公園をプラプラして帰ってくる。5日間で一万円になった金を前借りし女房に「お前に札のままわたしたかったんだけど、バス代が..」。上さんわんわん泣きだしだして、これ見て絶対ビッグになってやろう!と思った/22、3歳の頃、本当のおふくろに会ったけど、いままで絶対殺してやると思ってたけど、血というものは争えなくてね..20年間の蓄積が消し飛んで、わんわん泣いて全て許しちゃった/長男がお腹にいる時、おふくろが川崎に会い

  • 同じ広島出身、被爆二世の佐村河内さんの自伝と好対照の多分本当にカッコいい矢沢の自伝。
    自分の理想を実現するために人を切り捨ててステップアップして行くところは、これもまた同じ時期に読んだジャックウェルチの自伝でも、経営者として最も重要で最も難しく辛い仕事だと強調されている、組織を強くして行く方法論と同じものだと感じた。

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著者プロフィール

ミュージシャン。1949年9月15日生まれ。54歳。

「2004年 『アー・ユー・ハッピー?』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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