天界の狂戦士 (角川文庫 (6206))

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  • 角川書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041492079

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  • 【概略】
     大戦により、世界各国は、それぞれの国の主要地に大量のICBMを打ち込み、事実上、地球は死にかけの大地となった。それでも民衆は生き延び、一部の軍隊は略奪団となり、軍隊そのものが現存したまま、戦鬼と化し、地球上では、奇妙な食物連鎖のピラミッドが構築されていた。一方、大戦の引き金をひいた世界各国の主要な者達は、中立の立場をとった月へ移住し、月を開拓し、月より地球を支配する従属関係を構築した。月の支配層は「天帝(ムーンロード)」と呼ばれ、それを守護する者達は「天使」と呼ばれ、月で製造される資源と引き換えに、地球から物的人的資源を搾取していた。人的資源は、主に若い女性。
     アジアの居留地で生活する主人公の雷は、愛する妻・小美を奪われ、またその際に片腕も切り取られてしまった。失意のうち、居留地を離れ、荒野をさまよう雷、そこに月より「送還」された元・天使のヴィダル。このヴィダルとの邂逅が、雷の、狂戦士への第一歩となった。
     

    時期不明        読了
    2019年01月11日 読了
    【書評】
     もう何回読んだかわからないこのSF小説。久々に読んでみた。1985年の作品ね。
     月に施設が作られると、地球は狙われ放題ってのは、SF小説の定番設定だよね。魔界水滸伝でも、月ステーションって登場してたしね。今回は名前がなんとも・・・天帝(ムーンロード)だからね。若い頃読んだ時はなんども思わなかったけど、なんか今回はちょっと、くすぐったかった(笑)
     機械などに対する描写などは、今読んで全く違和感を覚えなかったなぁ。そして、日本人による作品だからかわかんないけど、主人公がアジア人で、月の人達に対する描写が白人っぽいってのも、なんか時代を感じたなぁ。
     リズムが凄くよくて、テンポ良く読める作品。最後、地球に戻ってきたのは、雷なのかヴィダルなのか、この辺りは、読んだ者同士で、多彩なストーリーの付け加え対談が楽しめるかも。

  • 核戦争で破滅寸前まで進んだ地球人類と、月に移住して核戦争時では中立陣営となり地球が滅んだ後、月から残存人類を支配するようになった話。人類を虫けらのように扱う月人に復讐を誓う一人の地球人が奪われた妻を取り戻すべくサイボーグと化して月に乗り込む。あっけないラストはどうにかならないだろうか。

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