かなわぬ想い: 惨劇で祝う五つの記念日 (角川ホラー文庫 21-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (292ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041494134

感想・レビュー・書評

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  • 2007年7月23日読了。

    女性の書くホラーはやはりなにか怨念みたいなものがいっぱいで、かなり寒いですよーガクガクブルブル((;゚Д゚))

    タイトル通り。どの話も、惨劇の中に記念日が織り交ぜてある。

    今邑彩「鳥の巣」家族の日。というのが実は……。
    小池真理子「命日」命日、そのまんま。
    篠田節子「誕生」誕生日、これもそのまんま。
    服部まゆみ「雛」雛人形の雛なので、ひなまつり。
    坂東眞砂子「正月女」お正月が別の記念日。

    どれも女の執念とか怨念とかそういった話? どれも妙齢の女性が主人公なのだが、異色だったのは服部まゆみ「雛」かな。主人公は老婆。話は永い時を経て少女の頃から遡るけど。

    はー、女ってホント怖いわー。

  • それぞれの作家さんが書く怖い話の短編集です。
    浮気や不倫が多々出てくる女の執念が主なドロドロした内容です。
    怖さレベルでいったら2/5とかでそんなでもないですがとにかく感情移入してしまってこっちまでキィーと悔しくなりました。
    全体的に大袈裟な言動をする人物が多くて昭和感がありますが、その時代ならではの表現が綺麗です。

  • 今邑彩・小池真理子・篠田節子・服部まゆみ・坂東眞砂子による短編5作。
    どの作品も背筋がゾッとする。多少の予想はついても怖いのはさすが。

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