薔薇いろのメランコリヤ (角川文庫)

著者 :
制作 : 司 修 
  • 角川書店
3.19
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本棚登録 : 93
レビュー : 15
  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041494141

感想・レビュー・書評

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  • 小池作品の文章って本当に美人だなぁと思います。すっと背筋の伸びた美人な文章。でも美人な女の人って綺麗だけどそのせいで近寄りがたくもある。この作品は特にそれが顕著な感じがします。
    初めて読んだときは大学生だったけど、エマの「あなたとは、たくさんの男、共有してたわね」って言う言葉が大人っぽくて素敵で、エマにそう言わせた野乃ってすごいなと思いました。大人なエマにそんな風に言われる野乃に憧れました。それは今でも変わらないです。
    ただ、野乃の歳を超えたら今度は野乃の幼さが目立つような気がしてならなくなりました。
    大人のエマと野乃ではなく、エマと子供の野乃という感じです。
    作品を通じてエマの魅力を語り続けた野乃だけど、これはエマに魅せられ憧れた野乃の青春小説なのかもしれないと思いました。ラストはどことなく甘酸っぱく、そしてほろ苦い不思議な気分でした。

  • 2000年から2001年 マリクレール連載。
    小池真理子の魔法で、雑誌にちちんぷいぷいとするとできあがる物語。

    型紙ができていて、そこに雑誌の粉を流し込むだけ。
    いろいろな思い,思惑はあるのだろう。

    ヨーロッパへの脱出。
    結婚。
    再開。

    最後の急展開と、再開という小間割りは小池真理子風。
    この技習得したい。

  • エマが浮世離れしていて現実感がわかず、どこか驕っているようにも見えてしまうけれど、それも含めてエマの魅力なんだろうな。
    そんなエマが普通の女のように恋に落ちてしまう。
    そのつまらなさに苛立つのは私も同じです。
    エマが失恋から自分の老いを認め、野乃を思いやってくれたことがせめてもの救いですかね。
    2016.1.1

  • 野乃の視点から描写されるエマが、同性から見ても凄く魅力的。

  • この作者の作品はあえてジャンル分けすると、ホラー・恋愛・ミステリなど多方面に渡ると思う。

    小生は主作品が恋愛小説だとしたら、ほとんど食指は動かない。

    が、裏表紙等のあらすじを読めば大体どんな作品かわかるけれど、この著者だけは恋愛小説でもとりあえず読んでしまう。

    この種の本は、何があったという事実だけを考えると2ー3行で説明できてしまうのに、心の動きを丁寧に書くとこういう文章の量になってしまうんだな~と思った。

  • 大学生のころ読んだ・・・とゆうか途中で挫折(笑)
    そろそろアラサーなので、理解できるかな・・また読み返してみたいと思う。(2011.2.19)

    からの、久しぶりに本を開いた。
    30になって読み返してみると、とっても読みやすかった。
    なんでだろう。私も落ち着いちゃったのかな。

  • 読みたい本

    内容(「BOOK」データベースより)
    道ばたで偶然年上の美しいエマと知り合った十八歳の私。贅沢で気難しく奔放で孤高、その上匂い立つばかりのエロティシズム―エマの魔力にとりつかれた私がそのボーイフレンドを次次寝取ったことは、むしろ自然な成り行きであった。無名の詩人・晋平が出現するまでは。人が人を好きになる罪悪と悦び。愛し合えば合うほど陥る孤独という裂け目。誰も描き得なかった愛と哀しみに踏みこみ、小池ロマンの分岐点となった恋愛小説の金字塔。

  • 所有してるのと、詳細は一緒ですが表紙が違います

  • 2008/9/24

  • 借りた物

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プロフィール

1952年東京都生まれ。成蹊大学文学部卒業。89年「妻の女友達」で日本推理作家協会賞(短編部門)、96年『恋』で直木賞、98年『欲望』で島清恋愛文学賞、2006年『虹の彼方』で柴田錬三郎賞、12年『無花果の森』で芸術選奨文部科学大臣賞、13年『沈黙のひと』で吉川英治文学賞を受賞。その他の著書に、『二重生活』『無伴奏』『千日のマリア』『モンローが死んだ日』などがある。

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