忘れられた花嫁 (角川文庫 緑 497-50)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 162
感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497500

作品紹介・あらすじ

永戸明子。21歳。この物語の主人公である。現代っ子らしく、スマートで、足もスラリと長い。名前のとおり、とにかく明かるい子だ。結婚式場につとめている。その結婚式場で事件は起こった。花嫁が式の直前に消えてしまったのだ。その上、ウエディング・ドレスの中には見知らぬ死体が…。持ち前の好奇心を発揮して、事件を追求する明子のまわりで次々と謎の事件が…。青春ユーモア・ミステリー。

感想・レビュー・書評

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  • 赤川次郎 著「忘れられた花嫁」、1984.6刊行、1987.10文庫化。

  • 大学生の明子はアルバイト先の結婚式場でウエディングドレスを着た女性の死体を発見する。彼女は自殺なのか殺されたのか真相を探るべく結婚式場の社長の依頼のもとで事件について調べることになる。関係者の家に事情を聞きに行ったり、タクシーで前の車を尾行したりするうちに売春組織の存在を知る。かなり刺激的な毎日を送る彼女にドキドキ、ハラハラさせられました。

  • 女子大生仕様の作品…
    赤川次郎さんはワタシが大学生のころ?からたくさんの作品がありますが、今までは何だかちょっとバカな女子大生が読むような本だと思って、一冊も読むことはありませんでした。図書館の棚を眺めていると、ズラ〜っと一列赤川次郎があったので、勇気をだして手にとってみました。
    まさにワタシが思った通りの女子大生仕様の作品です。展開が早く話がどんどん進みます。リズムがあって楽しいことは楽しいですが、ググッとはまりたいワタシにとってはものたりない作品でした。でも確認のためもう一冊っ!って感じです。明子探偵、格好いい〜でした。

  • 事件の関係者が同じ日に結婚式を上げた。
    結婚式場で亡くなった女性。

    次々起きる死亡事件に,
    原因追求を始めるアルバイト学生。

    赤川次郎の得意の透明感のある女性が活躍する。
    赤川次郎の理想の世界。

    亜由美が活躍する「花嫁」シリーズではない

  • 赤川次郎の花嫁シリーズといえば塚川亜由美ですが、唯一の例外である今作が密かにお気に入り。
    とはいえ、永戸明子にしても周りを振り回す元気な存在であることには変わりなく…いや、むしろパワーアップしてる?
    合気道を盾に危険を顧みずずかずか踏み込んでいく快刀乱麻ぶりは、もう恐れ入るばかりです。

    丸山の「僕は女性と楽しく話すことは出来ても、愛することが出来ない」という独白が今の自分にずしりとのしかかります。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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