- Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041497500
作品紹介・あらすじ
永戸明子。21歳。この物語の主人公である。現代っ子らしく、スマートで、足もスラリと長い。名前のとおり、とにかく明かるい子だ。結婚式場につとめている。その結婚式場で事件は起こった。花嫁が式の直前に消えてしまったのだ。その上、ウエディング・ドレスの中には見知らぬ死体が…。持ち前の好奇心を発揮して、事件を追求する明子のまわりで次々と謎の事件が…。青春ユーモア・ミステリー。
感想・レビュー・書評
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赤川次郎 著「忘れられた花嫁」、1984.6刊行、1987.10文庫化。
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女子大生仕様の作品…
赤川次郎さんはワタシが大学生のころ?からたくさんの作品がありますが、今までは何だかちょっとバカな女子大生が読むような本だと思って、一冊も読むことはありませんでした。図書館の棚を眺めていると、ズラ〜っと一列赤川次郎があったので、勇気をだして手にとってみました。
まさにワタシが思った通りの女子大生仕様の作品です。展開が早く話がどんどん進みます。リズムがあって楽しいことは楽しいですが、ググッとはまりたいワタシにとってはものたりない作品でした。でも確認のためもう一冊っ!って感じです。明子探偵、格好いい〜でした。
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赤川次郎の花嫁シリーズといえば塚川亜由美ですが、唯一の例外である今作が密かにお気に入り。
とはいえ、永戸明子にしても周りを振り回す元気な存在であることには変わりなく…いや、むしろパワーアップしてる?
合気道を盾に危険を顧みずずかずか踏み込んでいく快刀乱麻ぶりは、もう恐れ入るばかりです。
丸山の「僕は女性と楽しく話すことは出来ても、愛することが出来ない」という独白が今の自分にずしりとのしかかります。