殺意はさりげなく (角川文庫)

  • 角川書店 (1992年4月23日発売)
3.00
  • (1)
  • (2)
  • (6)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 89
感想 : 5
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (368ページ) / ISBN・EAN: 9784041497753

作品紹介・あらすじ

高校一年生の小百合の誕生日は二月二十九日。四年に一度のこの日に必ず発生する少女殺害事件に気付いた小百合の祖父は、警察に注意するが……誰にもはりついている黒い影、恐怖ミステリ!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 法子と小百合の友人関係と家族をめぐる、殺意と殺人の嵐。
    法子の祖父の秘書とお手伝いの女性をめぐる確執。
    小百合の男友達をめぐる法子と小百合のつばぜりあい。

    どこに殺意があり、どこに殺意がないか。
    殺意と殺人の関係はいかに。

    いろいろな人の殺意が錯綜する。
    4年ごとに殺人を犯していたのは誰か。
    最後まで分かりにくい。

    登場人物のうち,2人が2月29日の誕生日。
    4年ごとの殺人はその日の周辺。

    老人問題と女子高生問題を問いかけるという視点もあるかもしれない。

  • 事件解決を本筋に置いたミステリーと言うよりも、人間の心の動きを中心に描いた心理ドラマという感じ。人間関係がどれほど流動的であるのか、些細な契機で今まで積み上げてきた友情や愛情が、突然歪んでしまい得るということを、ある事件に絡めて解像度高く表現している。好きな作家がその作品の中で、殺人に動機など無いんだと書いていたが、それに通づるものを感じた。

  • するする読める赤川次郎。作品の随所にでてくるアレが最後に何かわかります。巧い作りだ。それにしても…女って怖いよね笑

  • '92.4読了。
    手放し本。

  • 赤川次郎の作品は好き。
    正体の知れない恐怖。だれの心にも潜んでいるのかも。
    2月29日の誕生日がキーポイントとなる、切ない乙女心も描かれていて共感できた。
    生まれ持った家庭環境がやっぱり人をいろんな思いにさせてしまうのだなと感じた。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

赤川次郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×