三毛猫ホームズの推理 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 2851
感想 : 227
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497814

作品紹介・あらすじ

時々物思いにふける癖のあるユニークな猫、ホームズ。血、アルコール、女性と三拍子そろってニガテな独身刑事、片山。二人のまわりには事件がいっぱい。三毛猫シリーズの記念すべき第一弾。

感想・レビュー・書評

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  • 三毛猫シリーズの第一弾。10代の頃にハマりました。赤川さんのシリーズはいっぱい出てるから、何年かサイクルで私の中で「よし全部読んでやろう」って気がムクムク起きます。全く持ってトリックも犯人も忘れ去っていたので、初めて読んだことと一緒でした。
    たくさん人が死んじゃって事件が同時に何件も起きて、犯人は思わぬ人たちで。悲しい想いをする人たちがいて。
    しんみりした終わり方になりそうなんだけれど、ホームズがいてくれて片山兄妹も叔母さんもまた日常生活に戻れそうです。これからの活躍も楽しみにしてるよホームズ!

  • 私が初めて小学生?の時に読んだミステリ小説。
    それ以降、ずーっと大好きなシリーズです!
    (小学生が読む本かどうかはおいておいて)
    ----------
    女性恐怖症、高所恐怖症、幽霊恐怖症……。
    あらゆる弱点を兼ね備えたダメダメ刑事である片山義太郎。
    事件の中で出会った不思議な三毛猫(主人公)のおかげで、人生が変わっていく…!?
    主人公の三毛猫が事件の謎解きへと導くミステリー小説!
    ----------

    ミステリー小説の主人公が猫って奇抜ですよね。
    刑事、お前じゃないんかーいっていう。
    猫好きのきっかけもこの本です。

    シリーズ一作目の本作は、
    犯人はなんとなく予想はできましたが、
    それプラスで結構驚かされました…まじで…
    「あれ!この人!?」
    「こっちか〜確かにそうだわ〜」
    のオンパレード!(笑)

    あと、めっちゃ人死ぬ〜!!!
    し、晴美の件はあんまり納得いかない…
    その後のシリーズの晴美を見てると、一作目の件って夢だったのでは?と思いますね。

    とにかくホームズが可愛い作品です!

  • 片山の周りで次々に起こる殺人事件や、自身に降りかかる見合い話、美女への恋心、妹への良からぬ疑惑など、飽きさせないテンポの良い展開が面白かったです。
    片山のちょっと冴えないけど憎めないキャラと、全てを見抜いているような賢い三毛猫のホームズ、このコンビのバランスが絶妙でした。さすが赤川次郎さん!

  • 女子大で売春していた学生が殺され、依頼主も殺される。
    猫のホームズと刑事が一緒に捜査をする。
    ちょっと尻軽すぎるなぁ。
    全体的に暗い内容で沈んだ。

  • 読み易く、トリックも斬新。切なさも好き。

  • 三毛猫ホームズの第一弾。要所要所で事件の鍵となる事をさりげなく?教えてくれるホームズが賢すぎて、可愛すぎる。それがまた、現実離れしすぎてないくらいのちょうど良い感じの伝え方が凄くいい。今回は女子大生連続殺人事件に学部長殺人事件、収賄、不正に立ち向かう。ちょっとした恋愛もあり、そして最後には驚きも待っていて、とても面白かった。
    独身の片山兄妹、今回は…とにかく、この先どんな幸せを掴むのか。頭が疲れないミステリー。シリーズを追いかけたい。

  • 久しぶりに再読。やっぱり面白い。
    個人的には、読後よりも読んでる最中の楽しさが圧倒的に勝る作品。
    ・読んでて画が浮かびやすい
    ・登場人物の数が程よい
    ・ベタな恋愛要素
    ・サラッと流せるギャグワード
    ・猫
    あと字数も少なめだから、サクサク読めるのも良い。

    犯人の動機や、恋の結末はかなりえーーって感じだったけどトータルでは十分面白かった。

  • ちょっと頼りないけれど人間味があり、憎めない主人公「片山」と、人間顔負けの冴えた推理をする三毛猫「ホームズ」。
    凄惨な事件が立て続けに起こる中、2人(?)の作り出すユニークな雰囲気が物語全体を暗くさせず、気持ちよく読み進めることができました。トリックの内容も面白かったです。
    主人公たちには幸せになって欲しいなぁ、と思い、以降のシリーズも読んでみたくなりました。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/711811

    優しいけど頼りない刑事と活発で行動的なその妹、
    そしてスーパー猫”ホームズ”が事件解決に挑む。
    ライトに読めるエンタメミステリー。

  • 赤川次郎作品を手にした最初の作品で、ハマりにハマった。
    笑い声がもれた推理小説はこれが初めて(笑)
    まさか推理小説で笑う日がくるとは夢にも思わなかった(苦笑)
    ユニークで笑える、でもしっかり謎もあり、推理あり、そして何より大好きな猫が目立っているとかどんだけ私を喜ばせるのか。
    人間より人間らしいホームズと、冴えないうえに色々情けないが憎めない片山の名コンビが好きすぎるっ!
    他のキャラクターも多彩で、魅力的。
    有名な作家さんなだけあって、読む手が止まらないのももちろん、どんどん次の作品が読みたくなる。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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