三毛猫ホームズの騎士道 (角川文庫 緑 497-88)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 637
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497883

作品紹介・あらすじ

片山刑事と妹晴美、石津、そしてホームズが、初の海外旅行へ。行先はロマンチック街道。日本有数の資産家の殺人事件解明のために。古城に招いた一族全員に動機が……。

感想・レビュー・書評

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  • 実家の部屋の片付けをしていたら出てきたので引っ張り出して再読(多分)
    子供の頃に読んだはずだけど一切記憶になかった

    ■三毛猫ホームズ
    この猫がいないと全く解決しないんじゃないかと思うくらい何もできない刑事二人(笑)
    普段の仕事はどうしてるんだろう…
    ホームズいないとそして誰もいなくなった状態になりそう
    ただ片山兄弟がホームズの意志を汲み取る能力は高かった

    結構バンバン人が死ぬけど割りとみんなケロっとしてるしみんなの会話がコミカルで重くならずに読めると思った
    1作目が評判いいのかな?
    機会があれば読んでみたいと思った。

  • シリーズ7作目。
    多分、初めて海外が舞台じゃないかな。ドイツの古城が舞台で、中世ロマンの香り漂う作品。
    なかなかトリッキーな仕掛け満載で面白かった。

    「鉄の処女」は初めて知った。想像するだけで恐ろしい…

  • 中身もそうですが、なにより目次を見てほしい!!
    目次の一番上の文字と、一番下の文字、
    それぞれを横につなげて読むと・・・

  • 片山刑事と妹晴美、石津、そしてホームズが、初の海外旅行へ。行先はロマンチック街道。日本有数の資産家の殺人事件解明のために。古城に招いた一族全員に動機が……。

  • 子供の為に買った本でしたが、見向きもしないので私が読んでみる。本にフリガナが振ってあって、確かに読みやすい。ストーリーについてもあまり複雑すぎず、置いてけぼりにならずに読めると思うので推理小説の入門としてはオススメします。

  • フロムにもらった

  • 三毛猫ホームズ

  • ドイツの古城を舞台にしたクローズドサークルものです。「鉄の処女」や甲冑などの小道具が、古城の薄気味悪い雰囲気を醸し出していて惹き込まれます。
    登場人物が一人一人減って疑心暗鬼になっていく緊張感、意外な展開にどんでん返しなど、本格のガジェットが満載です。キャラクター色強めのシリーズですが、本作はバランスの良い作品に仕上がっていると思います。
    最後のどんでん返しを成立させる「鉄の処女」の謎はやや脱力気味でした。

  • 三毛猫ホームズシリーズ8(=^ェ^=)舞台はドイツ。古城で過去に起きた事件の謎を解くため容疑者が集められる。片山ファミリーも呼ばれ一路海外へ(*''*)いいなぁ古城。騎士道というだけあって剣や盾を手に奮闘している姿が描かれていて冒険ものっぽい雰囲気も滲み出ている(笑)。片山ファミリーの絆でほんわかした(^◇^)

  • 女性恐怖症だが何故か女性に好かれる刑事片山はいきなり上司栗原にドイツ旅行のパンフレットの束を渡される。なんとドイツに旅行に行って来いと言うのだ!しかし話は全て妹晴美に通っており、結局仕事である殺人事件解決の為のドイツ旅行だった・・・。その殺人事件は3年前に起こった。日本有数の資産家である永江一族の次男・英哉は新婚旅行でドイツに訪れた際に妻・智美を殺害されたのだ。それも処刑具「鉄の処女」での惨殺。それ以降英哉は智美を亡くしたドイツの古城に閉じこもるようになり・・・。三毛猫ホームズ第8弾。


    三毛猫ホームズの騎士道
    古城で起きた事件と過去永江が妻を殺された事件は関係しています。この「騎士道」での重要人物はまずは永江英哉です。彼は妻殺害に関して疑念を持っており、今回の古城来客全てを疑っています。そんな彼が冒頭でいきなりいなくなります。それが連続殺人事件のキーでした。


    片山と早くから行動を共にすることになる永江一族の圭子もなかなかの人物でした。見た目は決して美人では無くぽっちゃり系で三毛猫シリーズでは珍しいタイプの片山に惹かれる女性ですが、彼女は彼女で大きな過去を背負っており、事件にも関与してきます。そして最後の圭子にも圭子らしい節を残しており、個人的に良いキャラクターだなと思いました(圭子の話を聞くようにただ寄り添うホームズも良い)。


    また、今回の事件には予想以上に多くの人物が関わっており、殺害トリック(息子殺害)もなかなか見抜けませんでした。そして事件の結末はそうなるか・・・と思いました。


    「鉄の処女」にあのような秘密があるとはさすがの犯人も気づかなかったのでしょうか(さすがに晴美にはいい加減気をつけろを言いたいですw)

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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