三毛猫ホームズの登山列車 (角川文庫)

著者 : 赤川次郎
  • KADOKAWA (1991年12月6日発売)
3.38
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  • 本棚登録 :286
  • レビュー :15
  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497944

三毛猫ホームズの登山列車 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • しばらく続いたヨーロッパ編の最終話。
    スイスまでやって来た片山一行だったが、早々に転落しそうになった日本人女性を助けるはめに。
    片山としては当然のことをしたまでなのだが、どうやら相手にとっては「命の恩人」ということになるらしい。
    殺されたのであれ、自殺であれ、残された家族の悲しみや怒りは計り知れない。
    誰かのせいにして、誰かを憎まなければ、生きていけないことだってある。
    大切な人を守るため、二度と後悔をしないために成された決断は、大胆だけれど哀しいものだった。
    このシリーズの最大の魅力はそれぞれのキャラクターにある。
    片山兄妹、石津、そして我らがホームズ。
    刑事としてはいまひとつでも人間として光るものを持っている片山。
    口は悪いけれど、あたたかな思いやりを持っている晴美。
    純情一途で力持ち、ちょっと間が抜けている石津。
    猫とは思えない…もしかしたら猫じゃない?と勘ぐってしまうほど鋭い人間観察と推理力を発揮するホームズ。
    今回も大活躍のホームズご一行様だった。

  • アルプスの観光地・ユングフラウヨッホを訪れた三毛猫ホームズ一行。片山は、展望台で、氷河を滑り落ちかけた日本人女性観光客を救出!その女性・多田靖子の姉は、結婚式の当日、婚約者に逃げられたのを苦に自殺していた。ところが靖子は、このヨーロッパで姉をふった男を発見して…!ホームズがアルプスで名推理。

  • 読書録「三毛猫ホームズの登山列車」3

    著者 赤川次郎
    出版 角川文庫

    P33より引用
    “大体、人に喜ばれることをすると、後で気持ちがいい、という、
    至ってオーソドックスな考え方をしているのである。”

     目次から抜粋引用
    “氷の部屋
     長い暗闇
     多忙な夜
     山の嘆き”

     警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
    族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第14弾。
     結婚式場、式を間近に控えてなお姿を現さない新郎、新婦の妹
    が新郎に電話をかけて確認したところ…。

     上記の引用は、主人公・片山義太郎についての一文。
    腕が経って次々と事件を解決するのも大切でしょうが、この様な
    気持ちを持っている人がいなければ、殺伐としてしまうのかもし
    れませんね。
     今回はスイスが舞台です、旅行などで訪ねたことがある人のほ
    うが、楽しみは増すのではないでしょうか。

    ーーーーー

  • スイスで次々と起こる殺人事件。ミステリーではお馴染みだけど犯人がすごい意外。異国の風景も一緒に楽しめる。カーフェリーが興味深い。

  • ドイツを出て、スイス・アルプスの山々にやってきた義太郎たち(*´v`*)
    日本人客もたくさん集まる観光名所。
    事件は、大自然の中で起こる!?

  • 三毛猫ホームズのヨーロッパ旅行編。
    全く知らなかったのだけど、一応これは三毛猫ホームズの歌劇場の続きなのね。
    ランダムに三毛猫ホームズシリーズを読んでいるのに、歌劇場のほうを読んだことがあったのは結構すごい。
    今度からはちゃんと順番に読んでいこうかな。

    相変わらず、理論立てが全くない推理小説。
    結局犯人はあの人ですか!?もっと布石を打っておいてよ…。

    スイスが舞台の小説なのですが、スイスに住んでいた頃のことを思い出しました。
    雄大な自然が目に浮かんだ。
    登山鉄道、私も乗ってみたいなー。

  • 登場人物の人間関係は面白い。その他は、いまいち。三毛猫ワールドに固執しすぎ。舞台をヨーロッパにしてまで、片山の親戚のおばさんや課長の栗原と登場させる意図が分からん。しかも、壁に塗りこめられた死体が発見されるといった「いかにも」というシチュエーションを作っときながら、そのことは完全に無視だし。

  • 三毛猫ホームズご一行様(晴美,兄の片山刑事,石津刑事)が、
    スイスに行く。

    同じ時期に、さまざまな人々も集まる。
    なんだか、人間関係がぐちゃぐちゃなのに、
    赤川次郎が書くと,関係図を記載しなくても、読み進められるのが不思議だ。

    よくまあ、これだけの関係者,ほぼ全員がスイスに集まる確率は、
    現実には限りなくゼロに近い。

    そこが小説だと言われればそれまでだ。
    赤川次郎の創作力が、光る。キラリ。
    スイスの山の頂上が、光る。キラリ。
    三毛猫ホームズの目が光る。キラリ。

  • 三毛猫の推理にとても感銘を受けたので少々、期待外れでした。 

  • (メモ:中等部2年のときに読了。)

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