三毛猫ホームズの登山列車 (角川文庫)

  • 角川書店 (1991年12月6日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041497944

作品紹介・あらすじ

お馴じみのホームズ一行が訪れたのは、スイスの観光名所ユングフラウヨッホ。そこの展望テラスから落ちそうになった多田靖子を救ったことから、事件に引きずり込まれ大忙し――。

感想・レビュー・書評

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  • もう、初心者に相変わらずうってつけ!

    とにかく会話が多くて読みやすい!笑笑

    絵のない漫画のようで、これなら誰でも読めるんじゃないかなー?と、赤川次郎の本は毎回思います。

    ありえないほどにどんどん人死ぬし。簡単に犯人取り逃して、最後刑事の目の前で罪を被って自殺。

    それも、

    あーあ。

    みたいな感じの軽いタッチです。笑笑!!!!!

    まじ!犯人自殺をそんなふうに見送るの!?っていうね。笑笑!!!!

    シリアスさゼロ。

    ホントに絵のない漫画にした、火曜サスペンスって感じです。

    えーそーなのー殺されちゃったのー!?

    って読者より主人公たちが、さらっと

    でも、殺されて当然のやつだよねーあいつぅー

    みたいな。笑笑

    心の機微などがとってもザッパ。笑笑
    近しい人間殺されたんだよね!?

    っていう感じ。でも、お陰でなんの暗いかげも怒りも、悲しみもなく、サラーサラーと漫画のように読める本です。

    マッターホルン行ってみたい。

  • 僕の中での靖子は、広瀬すずちゃんでした。

  • 『片山刑事たち、お馴じみのホームズ一行が訪れたのは、スイスの観光名所ユングフラウヨッホ。気温と気圧の低さにバテ気味の片山は、展望テラスから落ちそうになった、多田靖子を救った。彼女の姉は結婚式の当日、相手が来なかったことを苦に自殺していた。ところが、その相手の男を、靖子がこのヨーロッパで見かけてしまい事件は急展開!一方、靖子の連れが、苦手の「お見合いおばさん」だと知った片山は・・・・・・。
    今回もついつい事件に引きずり込まれ大忙し、帰国はいつになるやら、人気シリーズ第14弾!』(カバー裏表紙より)

     何年ぶりかで再読しました。最初読んだときは、なんだこのご都合主義は!とか、なんだこのいいかげんな謎解きは!とか、思いながら読んだ記憶があるのですが、改めて読んでみると全くそんなことはありません、かなり面白いのに気が付きました。

     もしかすると自分が大人になって寛容になったのかもしれませんし、まあ、こんなものさ、と達観する年齢になってきたのかもしれません。そう思うと寂しい気もしますが、実はミステリの本当の味がわかる年頃になってきたのかもしれませんね(笑)。

     テレビの2時間ドラマでも有名な、三毛猫ホームズのシリーズです。登場人物の警視庁刑事である片山義太郎とその妹のフリーター晴美は、「男はつらいよ」の寅さんとさくらの役どころとも言える実質的な主人公なのですが、この作品の探偵役はあくまでも彼らが飼っているメス猫の「ホームズ」です。そして、毎回片山が(女性恐怖症にも関わらず)美しい(あるいは可愛い)マドンナと知り合っては惚れられて事件に関わっていくのがこのシリーズのパターンです。人気があるのでかなりの冊数(文庫本で2002年末までに35作目の『三毛猫ホームズの恋占い』が出ていたのを確認しました)出ています。この作品はその14作目に当たり、元々の題名は『三毛猫ホームズの登山電車』。「列車」よりも「電車」の方が合っていると思うのですが、なぜに改題したのでしょう。

     少し寄り道してテレビ化された三毛猫ホームズのシリーズを語ってみますと、まず「土曜ワイド劇場」では石立鉄男が片山を演じて70~80年代にかけて6本制作されました。この時の相手役は坂口良子なのですが、晴美役ではなく恋人の吉塚雪子役。私は年代的にこのシリーズに一番親しみを感じます。その後火曜サスペンス劇場で故三浦洋一が片山を演じて3本制作されました。この時はちゃんと妹の晴美が登場して、小林聡美が演じています(まさに適役)。その後陣内孝則主演で2本作られ、そして2002年には「モーニング娘。サスペンスドラマスペシャル」と銘打って原田龍二が片山役、飯田圭織が晴美役で制作されています。しかし、何度もドラマ化されているのに、さすがにスイスロケが必要なこの小説は今のところ未だドラマ化されていません。

     舞台はほぼ全編に渡ってスイスオンリーですが、まずは「第一章 氷の部屋」に登場するのは、ユングフラウヨッホとグリンデルワルトです。「氷の宮殿」、「テラス」、「登山電車」と観光名所を取り入れながら、なかなか快調に話が進んでいきます。「グリンデルワルド」のホテル「レジーナ」は昔から日本人ご用達です。この間に日本では第1の殺人が判明していました。「第二章 長い暗闇」はそのままズバリです。なんとカンデルシュテックからゴッペンシュタインの間を運んでくれる陸のカーフェリーの中が舞台なのです。ここで第2の殺人です。「第三章 多忙な夜」はツェルマットに場所を移しての夜中のドタバタ劇、消える死体、迷う片山、そして栗原捜査1課長までもが登場します。「クライネ・マッターホルン」が舞台となる「第四章 山の嘆き」での真相解明は、やはり悲劇的な結末へと導くものでした。

     一つだけ、こりゃいくらなんでもダメだ、と思われる描写があります。第一章のユングフラウヨッホからの下り電車についての一文です。「登山電車なので、車両そのものが斜めに作ってあり、中の座席も階段状になっている。」赤川先生、もしかして「スイス生まれが箱根を走る」強羅のケーブルカーと混同されましたか?

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742768

  • 中学生の時、夢中で読んだ赤川作品の一つ

  • この表紙じゃないけど、懐かしのカッパノベルスで読んだ。ヨーロッパ3作品の最終話。長編だけどいつも以上に短い感じだった。犯人にはびっくり。というか気づかないもんかね。でも殺し方はいまいちというか、そんなにうまくいくかって感じ。だいたいトンネルの真っ暗闇の中で首を絞められるもんかね。何か言うだろ。悲鳴とかうめき声とか。まぁでもそういう細かいことを言ったらこのシリーズは読めない。

  • 雄大な山並みと冷寒が伝わってくるような。
    晴美が刑事なんじゃないだろう感が(笑)
    海外舞台、もっとほしくなる

  • しばらく続いたヨーロッパ編の最終話。
    スイスまでやって来た片山一行だったが、早々に転落しそうになった日本人女性を助けるはめに。
    片山としては当然のことをしたまでなのだが、どうやら相手にとっては「命の恩人」ということになるらしい。
    殺されたのであれ、自殺であれ、残された家族の悲しみや怒りは計り知れない。
    誰かのせいにして、誰かを憎まなければ、生きていけないことだってある。
    大切な人を守るため、二度と後悔をしないために成された決断は、大胆だけれど哀しいものだった。
    このシリーズの最大の魅力はそれぞれのキャラクターにある。
    片山兄妹、石津、そして我らがホームズ。
    刑事としてはいまひとつでも人間として光るものを持っている片山。
    口は悪いけれど、あたたかな思いやりを持っている晴美。
    純情一途で力持ち、ちょっと間が抜けている石津。
    猫とは思えない…もしかしたら猫じゃない?と勘ぐってしまうほど鋭い人間観察と推理力を発揮するホームズ。
    今回も大活躍のホームズご一行様だった。

  • アルプスの観光地・ユングフラウヨッホを訪れた三毛猫ホームズ一行。片山は、展望台で、氷河を滑り落ちかけた日本人女性観光客を救出!その女性・多田靖子の姉は、結婚式の当日、婚約者に逃げられたのを苦に自殺していた。ところが靖子は、このヨーロッパで姉をふった男を発見して…!ホームズがアルプスで名推理。

  • 読書録「三毛猫ホームズの登山列車」3

    著者 赤川次郎
    出版 角川文庫

    P33より引用
    “大体、人に喜ばれることをすると、後で気持ちがいい、という、
    至ってオーソドックスな考え方をしているのである。”

     目次から抜粋引用
    “氷の部屋
     長い暗闇
     多忙な夜
     山の嘆き”

     警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
    族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第14弾。
     結婚式場、式を間近に控えてなお姿を現さない新郎、新婦の妹
    が新郎に電話をかけて確認したところ…。

     上記の引用は、主人公・片山義太郎についての一文。
    腕が経って次々と事件を解決するのも大切でしょうが、この様な
    気持ちを持っている人がいなければ、殺伐としてしまうのかもし
    れませんね。
     今回はスイスが舞台です、旅行などで訪ねたことがある人のほ
    うが、楽しみは増すのではないでしょうか。

    ーーーーー

  • スイスで次々と起こる殺人事件。ミステリーではお馴染みだけど犯人がすごい意外。異国の風景も一緒に楽しめる。カーフェリーが興味深い。

  • ドイツを出て、スイス・アルプスの山々にやってきた義太郎たち(*´v`*)
    日本人客もたくさん集まる観光名所。
    事件は、大自然の中で起こる!?

  • 三毛猫ホームズのヨーロッパ旅行編。
    全く知らなかったのだけど、一応これは三毛猫ホームズの歌劇場の続きなのね。
    ランダムに三毛猫ホームズシリーズを読んでいるのに、歌劇場のほうを読んだことがあったのは結構すごい。
    今度からはちゃんと順番に読んでいこうかな。

    相変わらず、理論立てが全くない推理小説。
    結局犯人はあの人ですか!?もっと布石を打っておいてよ…。

    スイスが舞台の小説なのですが、スイスに住んでいた頃のことを思い出しました。
    雄大な自然が目に浮かんだ。
    登山鉄道、私も乗ってみたいなー。

  • 三毛猫ホームズご一行様(晴美,兄の片山刑事,石津刑事)が、
    スイスに行く。

    同じ時期に、さまざまな人々も集まる。
    なんだか、人間関係がぐちゃぐちゃなのに、
    赤川次郎が書くと,関係図を記載しなくても、読み進められるのが不思議だ。

    よくまあ、これだけの関係者,ほぼ全員がスイスに集まる確率は、
    現実には限りなくゼロに近い。

    そこが小説だと言われればそれまでだ。
    赤川次郎の創作力が、光る。キラリ。
    スイスの山の頂上が、光る。キラリ。
    三毛猫ホームズの目が光る。キラリ。

  • 三毛猫の推理にとても感銘を受けたので少々、期待外れでした。 

  • (メモ:中等部2年のときに読了。)

  • おばさん強し。

  • スイスにとうとう、ホームズも来てしまいましたね!!このお話は推理も、スイスの風景も味わえるから好きです。

  • ホームズinスイス! シリーズ14作目にして、ヨーロッパシリーズ4作目。

    今回の犯人には本当に驚きました。まぁ一番怪しくない人物が犯人である。というミステリーの定石通りではあったけどね・・・

    とりあえず多田靖子っつー女が一番悪女のような気がした。

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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