三毛猫ホームズの登山列車 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 455
感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041497944

作品紹介・あらすじ

お馴じみのホームズ一行が訪れたのは、スイスの観光名所ユングフラウヨッホ。そこの展望テラスから落ちそうになった多田靖子を救ったことから、事件に引きずり込まれ大忙し――。

感想・レビュー・書評

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  • もう、初心者に相変わらずうってつけ!

    とにかく会話が多くて読みやすい!笑笑

    絵のない漫画のようで、これなら誰でも読めるんじゃないかなー?と、赤川次郎の本は毎回思います。

    ありえないほどにどんどん人死ぬし。簡単に犯人取り逃して、最後刑事の目の前で罪を被って自殺。

    それも、

    あーあ。

    みたいな感じの軽いタッチです。笑笑!!!!!

    まじ!犯人自殺をそんなふうに見送るの!?っていうね。笑笑!!!!

    シリアスさゼロ。

    ホントに絵のない漫画にした、火曜サスペンスって感じです。

    えーそーなのー殺されちゃったのー!?

    って読者より主人公たちが、さらっと

    でも、殺されて当然のやつだよねーあいつぅー

    みたいな。笑笑

    心の機微などがとってもザッパ。笑笑
    近しい人間殺されたんだよね!?

    っていう感じ。でも、お陰でなんの暗いかげも怒りも、悲しみもなく、サラーサラーと漫画のように読める本です。

    マッターホルン行ってみたい。

  • 僕の中での靖子は、広瀬すずちゃんでした。

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/742768

  • 中学生の時、夢中で読んだ赤川作品の一つ

  • この表紙じゃないけど、懐かしのカッパノベルスで読んだ。ヨーロッパ3作品の最終話。長編だけどいつも以上に短い感じだった。犯人にはびっくり。というか気づかないもんかね。でも殺し方はいまいちというか、そんなにうまくいくかって感じ。だいたいトンネルの真っ暗闇の中で首を絞められるもんかね。何か言うだろ。悲鳴とかうめき声とか。まぁでもそういう細かいことを言ったらこのシリーズは読めない。

  • 雄大な山並みと冷寒が伝わってくるような。
    晴美が刑事なんじゃないだろう感が(笑)
    海外舞台、もっとほしくなる

  • しばらく続いたヨーロッパ編の最終話。
    スイスまでやって来た片山一行だったが、早々に転落しそうになった日本人女性を助けるはめに。
    片山としては当然のことをしたまでなのだが、どうやら相手にとっては「命の恩人」ということになるらしい。
    殺されたのであれ、自殺であれ、残された家族の悲しみや怒りは計り知れない。
    誰かのせいにして、誰かを憎まなければ、生きていけないことだってある。
    大切な人を守るため、二度と後悔をしないために成された決断は、大胆だけれど哀しいものだった。
    このシリーズの最大の魅力はそれぞれのキャラクターにある。
    片山兄妹、石津、そして我らがホームズ。
    刑事としてはいまひとつでも人間として光るものを持っている片山。
    口は悪いけれど、あたたかな思いやりを持っている晴美。
    純情一途で力持ち、ちょっと間が抜けている石津。
    猫とは思えない…もしかしたら猫じゃない?と勘ぐってしまうほど鋭い人間観察と推理力を発揮するホームズ。
    今回も大活躍のホームズご一行様だった。

  • アルプスの観光地・ユングフラウヨッホを訪れた三毛猫ホームズの一行。片山は、展望台で、氷河を滑り落ちかけた日本人女性観光客を救出。その女性・多田靖子の姉は、結婚式の当日、婚約者に逃げられたのを苦に自殺していた。ところが靖子は、このヨーロッパで姉をふった男を発見して…。ホームズがアルプスで名推理。

  • アルプスの観光地・ユングフラウヨッホを訪れた三毛猫ホームズ一行。片山は、展望台で、氷河を滑り落ちかけた日本人女性観光客を救出!その女性・多田靖子の姉は、結婚式の当日、婚約者に逃げられたのを苦に自殺していた。ところが靖子は、このヨーロッパで姉をふった男を発見して…!ホームズがアルプスで名推理。

  • 読書録「三毛猫ホームズの登山列車」3

    著者 赤川次郎
    出版 角川文庫

    P33より引用
    “大体、人に喜ばれることをすると、後で気持ちがいい、という、
    至ってオーソドックスな考え方をしているのである。”

     目次から抜粋引用
    “氷の部屋
     長い暗闇
     多忙な夜
     山の嘆き”

     警視庁捜査一課の刑事とその妹、そして三毛猫ホームズの3人家
    族を主人公とした、長編ミステリー小説。人気シリーズ第14弾。
     結婚式場、式を間近に控えてなお姿を現さない新郎、新婦の妹
    が新郎に電話をかけて確認したところ…。

     上記の引用は、主人公・片山義太郎についての一文。
    腕が経って次々と事件を解決するのも大切でしょうが、この様な
    気持ちを持っている人がいなければ、殺伐としてしまうのかもし
    れませんね。
     今回はスイスが舞台です、旅行などで訪ねたことがある人のほ
    うが、楽しみは増すのではないでしょうか。

    ーーーーー

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著者プロフィール

1948年、福岡県生まれ。1976年「幽霊列車」でオール讀物推理小説新人賞を受賞。『東京零年』で第50回吉川英治文学賞受賞。「夫は泥棒、妻は刑事」シリーズ、「三毛猫ホームズ」シリーズなどミステリーの他、サスペンス、ホラー、恋愛小説まで幅広く活躍。

「2023年 『黒鍵は恋してる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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