絃の聖域 (上) (角川文庫)

  • 角川書店 (1997年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (320ページ) / ISBN・EAN: 9784041500484

感想・レビュー・書評

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  • いきなり男の子同士の恋愛から入りちょっと引いてしまったけど、読んでいくと面白くて気にならなくなった。伊集院大介をあっさり受け入れてしまう山科警部補にびっくりしたけど、あれくらいあっさり味方になってくれた方が話が早いし面白いな。登場人物の名前が似ていてちょっと分かりにくい。やっぱり登場人物表がほしいな。

  • 伊集院大介シリーズ 初登場


    三味線のお家元で起こった連続殺人事件



    このこんがらがった糸を、
    どうやってほどくのか…
    下巻が楽しみ!

  • 吉川英治文学新人賞
    著者:栗本薫(1953-2009、葛飾区、作家)

  • 伊集院大介の探偵レビュー作らしい。栗本薫は、芸術の家元の世界とかの退廃的な雰囲気はすごくうまい。実際はどうかわからないが、ありそうな感じがある。殺人事件はある意味サブのような感じがしてしまうのは、どうしてだろうか

  • 栗本薫さんの作品に魅かれ手にしました。
    前読んだ作品は情熱的で暑苦しかったけれど、これはあの作品ほどではないが、確かに暑苦しい文章でワクワクします。
    作品としては多くの登場人物とその人間関係に覚えるのが一苦労しながらも、その込み入った感じが面白く、この後どうなるのか。智と由紀夫の関係はどう描かれるのか。続きが気になります。

  • 長唄の家元の邸内で左手に三味線の撥を持ったままの女弟子が殺された。警察が謎の糸口もつかまぬまま、やがて第二の殺人が…。

    古くて愛憎渦巻く旧家での殺人。横溝っぽいです!
    雰囲気が古めかしくて、ひたれました。
    ミステリーもさることながら、この雰囲気だけで楽しめました。

  • 最初はボーイズラブの作品かと思いました。
    三味線の家元の家での複雑な家族を背景にした連続殺人事件。

    伊集院大介が登場するが,最後の最後まで脇役です。
    特に,上では,主人公は家元の子供たち。

    吉川英治文学新人賞受賞作品ナだけあって,
    小説としての完成度も高井。

    透明感ある伊集院大介。
    他の名探偵とは一線を画すると思うがいかがだろう。

  • 伝統と格式に凝り固まる家元の家で起こる殺人事件。旧家独特の愛憎と美醜が現れて面白かったです。初っ端からびっくりなシーンがありましたがこの二人もどうなるのか…。犯人もですが一族の人間関係の結末も気になります。

  •  伊集院大介が最初に世に出た作品。したがって、警察との関係も薄く、ことに上巻での「名探偵」としての活躍は少ない。

     26年ぶりにひっぱり出して読んだのだが、登場人物の性格描写が、グインサーガのキャラクター達とダブって見えてきた。リンダとレムス、イシュトヴァーン…。
     栗本は人間の性格、というよりは運命を描きたかったのではないか。めぐりめぐっていく血のスパイラル。

  • 人間国宝、長唄の安東流家元の邸内で女弟子が殺された。左手には三味線の撥が握られていた―。犯人は内部の者としか考えられなかった。二代にわたって妾を邸内に住まわせているこの家では、夫婦・親子の間で嫉妬や憎悪が渦巻き、誰かが誰かを殺す動機には事欠かないほどだった。しかしなぜ女弟子が?警察が謎の糸口もつかめないまま、やがて第二の殺人が…。名探偵・伊集院大介が初登場する、本格推理の名作。 (amazonより抜粋)

  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 伊集院大介シリーズ

  • 栗本薫さんの推理小説は、頁を捲るのが恐いのです。
    文庫本の薄い紙の、その裏側に綴られている文章を読むのが、恐い。という頁が必ずあるのです。
    そこで描かれている事実が恐い、のでしょう。
    お化けやモンスターが出てくる訳ではないのです、あくまでもミステリなので。
    推理小説というと、トリックやゲーム性を重視する反面、人物がうすっぺらかったり物語としては後味の悪いものになっていたりというものもありますが、純粋に物語として面白い本です。
    緻密な人物描写と圧倒的な世界観を持って描かれる物語は、先を読むのが恐い程に感情が移入してしまう物語で、その事実を突きつけられる事で自分の世界が壊れてしまうような錯覚に陥るのです。
    しかしながら、恐くても目を瞑って頁を捲って恐る恐る細めで読み進まずにはいられない吸引力のある物語です。


    それがクセに、なるのです。

    この作品は、そんな栗本さんの作品の中でも一番、恐いけど読みたい物語。
    なので、代表してこちらの本棚に収納します。

  • 久々に推理物が読みたくて借りてきましたが…なんで下巻も一緒に借りなかったのかと悔やんでおります。非常に面白いです。

  • 上下巻

  • 栗本薫の伊集院大介シリーズ。
    中学生のときにこれを読んでから、このつづきものを読み始めた、きっかけの本。
    飄々と事件を解いていく伊集院さんによって、小説にすいこまれていったのを覚えています。

  • 長唄の家元の息子の家庭教師として登場する、伊集院さん。芸の世界、そして命をかけるほどの情熱的な恋。ドロドロとした人間関係の中で、伊集院さんの推理が冴え渡る。伊集院大介シリーズの中では、一番好きな作品です。

  • 名探偵・伊集院大介シリーズは私にとって当たりはずれが大変激しい。その中でもこれは出色の出来映え。エロティックさとドロドロが加われば横溝正史ワールドにかなり近いかも。第2回吉川英治文学新人賞受賞作。

  • 多分始めて読んだ栗本薫作品だろうと思う。
    伊集院大介のデビュー作で、三味線の家元の家庭で起こる殺人事件であります。
    これを皮切りに伊集院大介シリーズをずっと読んで行くことになったので私にとってエポックメイキングな作品です。

  • 伊集院シリーズに手を出そうとして最初で挫折した。すげぇ栗本という感じ。終わりのないラブソングも三巻くらいで挫折した気がする。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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