絃の聖域〈上〉 (角川文庫)

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  • 角川書店
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本棚登録 : 98
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (305ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041500484

感想・レビュー・書評

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  • 伊集院大介の探偵レビュー作らしい。栗本薫は、芸術の家元の世界とかの退廃的な雰囲気はすごくうまい。実際はどうかわからないが、ありそうな感じがある。殺人事件はある意味サブのような感じがしてしまうのは、どうしてだろうか

  • 栗本薫さんの作品に魅かれ手にしました。
    前読んだ作品は情熱的で暑苦しかったけれど、これはあの作品ほどではないが、確かに暑苦しい文章でワクワクします。
    作品としては多くの登場人物とその人間関係に覚えるのが一苦労しながらも、その込み入った感じが面白く、この後どうなるのか。智と由紀夫の関係はどう描かれるのか。続きが気になります。

  • 長唄の家元の邸内で左手に三味線の撥を持ったままの女弟子が殺された。警察が謎の糸口もつかまぬまま、やがて第二の殺人が…。

    古くて愛憎渦巻く旧家での殺人。横溝っぽいです!
    雰囲気が古めかしくて、ひたれました。
    ミステリーもさることながら、この雰囲気だけで楽しめました。

  • 最初はボーイズラブの作品かと思いました。
    三味線の家元の家での複雑な家族を背景にした連続殺人事件。

    伊集院大介が登場するが,最後の最後まで脇役です。
    特に,上では,主人公は家元の子供たち。

    吉川英治文学新人賞受賞作品ナだけあって,
    小説としての完成度も高井。

    透明感ある伊集院大介。
    他の名探偵とは一線を画すると思うがいかがだろう。

  • 伝統と格式に凝り固まる家元の家で起こる殺人事件。旧家独特の愛憎と美醜が現れて面白かったです。初っ端からびっくりなシーンがありましたがこの二人もどうなるのか…。犯人もですが一族の人間関係の結末も気になります。

  • 人間国宝、長唄の安東流家元の邸内で女弟子が殺された。左手には三味線の撥が握られていた―。犯人は内部の者としか考えられなかった。二代にわたって妾を邸内に住まわせているこの家では、夫婦・親子の間で嫉妬や憎悪が渦巻き、誰かが誰かを殺す動機には事欠かないほどだった。しかしなぜ女弟子が?警察が謎の糸口もつかめないまま、やがて第二の殺人が…。名探偵・伊集院大介が初登場する、本格推理の名作。 (amazonより抜粋)

  • (メモ:高等部1年のときに読了。)

  • 伊集院大介シリーズ

  • 栗本薫さんの推理小説は、頁を捲るのが恐いのです。
    文庫本の薄い紙の、その裏側に綴られている文章を読むのが、恐い。という頁が必ずあるのです。
    そこで描かれている事実が恐い、のでしょう。
    お化けやモンスターが出てくる訳ではないのです、あくまでもミステリなので。
    推理小説というと、トリックやゲーム性を重視する反面、人物がうすっぺらかったり物語としては後味の悪いものになっていたりというものもありますが、純粋に物語として面白い本です。
    緻密な人物描写と圧倒的な世界観を持って描かれる物語は、先を読むのが恐い程に感情が移入してしまう物語で、その事実を突きつけられる事で自分の世界が壊れてしまうような錯覚に陥るのです。
    しかしながら、恐くても目を瞑って頁を捲って恐る恐る細めで読み進まずにはいられない吸引力のある物語です。


    それがクセに、なるのです。

    この作品は、そんな栗本さんの作品の中でも一番、恐いけど読みたい物語。
    なので、代表してこちらの本棚に収納します。

  • 久々に推理物が読みたくて借りてきましたが…なんで下巻も一緒に借りなかったのかと悔やんでおります。非常に面白いです。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2017年 『ムーン・リヴァー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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