天の陽炎 大正浪漫伝説 (角川文庫)

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  • 角川書店 (2007年2月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041500675

作品紹介・あらすじ

20歳も年上の夫、綾瀬成祐子爵と結婚した真珠子は、退屈な毎日に憂いていた。そんな彼女のもとに、大陸浪人の天童壮介が現われる。天童は綾瀬子爵に投資を持ちかけ、満州での成功をたくらんでいた--。

みんなの感想まとめ

この作品は、大正時代の浪漫を背景に、世間知らずのお嬢さんが経験する心の葛藤と成長を描いています。主人公の真珠子は、年上の夫との退屈な日常に悩みながら、出会った天童壮介との関係を通じて新たな刺激を受けま...

感想・レビュー・書評

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  • この話は、、、
    何というか、ただのエロ小説ではありませんか。ヘタな AV のシナリオみたいな。笑
    でもよく考えれば、世間知らずのお嬢さんが、白馬の王子様(?)に掠われる話しなのかも。思いっきり肉体的にはエロですが精神的には純粋無垢なのです、と言いたいのだろうか。なんだかその辺、作者の他の作品とも通じるものがありそうですね。
    これで栗本薫/中島梓の一般に出版されたもので入手可能なものはすべて読んだことになります。長かったなぁ。あと残すは Kindle で出ている矢代俊一と同人誌ですね。Kindle はともかく、同人誌はどこまで入手可能だろうか。

  • 大正浪漫と銘打っているが、いったいどごがやねん。ただの人妻ポルノやないか。
    お飾りの家族の若奥様だった貴婦人が、荒くれの成り上がり男に籠絡されていくお話。最後はハッピーエンドなんだけども、下男がゲスいせいで後味悪い。これが栗本薫節なのか。

    ことば遣いや着物など大正らしさの演出はよく、しっかり資料の裏付けがあるところは評価したい。二度と読みたくはないが。

  • 純文学だなあという感想。突拍子もない流れでエンディングに行くのだけど、なぜかエネルギーを感じる。

  •  まず看板に偽りあり。登場人物が「満州国」や日中全面戦争の危機を話題にしていたり、原節子の名を口にしていることから、作中の時代設定は昭和戦前の1936~37年頃なのは明らかなのに(最終場面には明示こそしていないが南京陥落祝賀の提灯行列も描かれている)、「大正浪漫伝説」というのはおかしい。内容も昔の主婦向けメロドラマのように安っぽくどうにもならない。駄作。

  • 歳上の夫にお人形のように愛でられる子爵夫人・真珠子は退屈さに憂いていた。その真珠子の前に大陸浪人・天童が現れ、真珠子の日常を壊し始める。

    全体的に物憂げな空気が漂っている小説。大正っぽい空気や筆運びはお見事です。仮名遣いから本当に当時出版された本を読んでいるようでした。

  • 大正時代の女性の生き方を綴った物語。
    栗本馨の小説の源泉がどこにあるのだろう。

    長く潜伏する思い。
    外的な要因と内的な要因が重なるとき、
    新しい生き方が展開して行く。

    子爵夫人という立場と、
    人間としての思い。

    運命が動き出したばかりなので続編が読みたい。

  • 2011/8/9読了。

  • ありがちなメロドラマでも、時代背景が違うとなぜか面白く感じる。こういうのもっと読みたいかも。

  • まさに大正浪漫という流れる時間、空気が
    時代を越えている作品。

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著者プロフィール

東京都生まれ。早大卒。江戸川乱歩賞、吉川英治文学新人賞受賞。中島梓の筆名で群像新人賞受賞。『魔界水滸伝』『グイン・サーガ』等著書多数。ミュージカルの脚本・演出等、各方面でも活躍。

「2019年 『キャバレー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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