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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784041502044
みんなの感想まとめ
物語は、70年代の日本を舞台に、時代屋の独特な雰囲気や人々の営みを描き出します。読者は、薄暗い店内に並ぶ古雑貨や、アイロンをかける音、さらには店内の人々の微妙な関係性を通じて、懐かしさや郷愁を感じるこ...
感想・レビュー・書評
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★2.5ですかなぁ。
何言うことのないお話です、率直に言って。
印象に残るのは、この間、散歩で歩いた大井町、鈴ヶ森、大経寺の場所が頭に浮かんでくることくらいで小説の本筋とは関係なく(いや、意外に町が主役という見方もありなので、そうするとど真ん中で持っていかれてるのかも)。
書かれている内容は・・・これで映像化したんだなぁという感じで。こう言っては元も子もないですけれども、いかにも昭和は遠くになりにけりです(解説の椎名誠というのも更に輪をかけてくる)。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
長友啓典のイラスト入り。2020年10月再読
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理由を聞くのは野暮、みたいな粋というか美学というか、そういうところで謎は謎のまま終わる。それもまた一興。
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第87回直木賞。
骨董品店「時代屋」の主人・安さんが主人公。
なりゆきで連れ添った女房・真弓は、たまに家出をするが必ず7日目には帰ってくる。そんな4度目の家出の6日目の話。
喫茶店のマスター、クリーニング店の今井といった女性関係にだらしなさそうな輩も登場するが、これといって特に深い話はナシ。 -
私にとって70年代は”遠い日本”のはずなのに,物語をひと文字追うごと,望郷心めいたものが引きずり出されます。
それは,”古いもの”に対して自動的にインプットされている擬似的な感情なのだろうけれどもね。
時代屋の薄暗い店内,ごちゃごちゃと古雑貨が並ぶかびくさくて埃っぽい空気,今井さんがアイロンをかける毎白い蒸気が立ち上ってお互いの顔を見えなくする様,電車が通るたびカタカタ鳴る今井さんの入れ歯と,屈んだ奥さんの頭のてっぺんに透けて見える地肌,
洒落者のマスターと店の女の子の痴話げんか,トン吉の人と料理の熱気に溢れた狭い店内・・・
これらが瞼に描かれる度,夕焼けに自分の影をふり返るような郷愁をおぼえるんです。
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