- Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
- / ISBN・EAN: 9784041504116
感想・レビュー・書評
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'70年代的エロ・グロ・ナンセンス。
オカルト的要因をオチにした1篇を除いて、ホラー的な展開でも最後に合理的解釈をつけて(実のところ荒唐無稽なトンデモ学ではあるが)ミステリ仕立てとはされている。どの作品にも出て来るエロ描写は、ま、この時代の“オトナ”読者へのよくあるサービスだったんだろう。「コイッス」という表記にじわじわと笑いが込み上げてきてしまうが。
『もっと厭な物語』の「皮を剥ぐ」で久々に草野唯雄作品を目にして、選集なり出ててもいいのになと思ったが、今回短編集を通読してみてわかったのは、現在じゃまずウケないだろうな、と。とは思いつつも、パルプホラー的感覚で再評価されたり……しませんかね。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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