わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

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  • 角川書店 (1982年5月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784041510018

作品紹介・あらすじ

おれわあいくぞう ドバドバだぞお……潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。

みんなの感想まとめ

独特なユーモアと活気に満ちた冒険が繰り広げられるこの作品は、昭和のアウトドア文化を背景に、男たちのドタバタ劇を描いています。著者のシーナ隊長による筆致は、神島や粟島、八丈島といった舞台を舞い巡りながら...

感想・レビュー・書評

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  •  数十年ぶりに再読、やっぱり面白い。当時、椎名誠の文体にハマったものです。

     椎名誠と本の雑誌社関係者を中心とした怪しい探検隊「東日本何でもケトばす会」は、日本の離島にキャンプ用品一式持ち込んで、浜辺で大宴会を繰り返す。魚、蛸・・・海産物は現地調達。突然歌い出し、火を吐く。蚊の襲撃と戦い、朝には惚ける。

     70年代〜80年代、怪しい集団が怪しいキャンプするのがまだ許された時代だった。いま、大焚火して、周りで踊って、火を吹くなんてことができる海岸はこの国に残されているんだろうか?

     そこから40年以上経って、探検隊のメンバーには鬼籍に入ってしまったものもいる。思えば遠くへ来たものです。

     ただただ、面白い。

  • 怪しい探検隊の第一作目。釜焚きメグロの手記も収録。小学生の頃に怪しげなタイトルに惹かれて図書館で手に取ったのがシーナさんとの出会い。あれから30年以上経つのか。

  • 高校一年生の時に読んだものをリバイバル第一弾で読み直してみた。
    1981年の作品、椎名誠さんの初期作品でエッセイなどがスパーエッセイや昭和軽薄体などと言われた頃のものだ。
    アウトドアなどの言葉が世間一般的ではない頃のキャンプ生活を昭和ののりで独特な描写で表現している。多分どれをとっても今ではNGなことばかりだ。
    神島(三重県)、粟島(新潟県)、八丈島(東京都)が舞台だが、70年代後半の高度成長の熱い空気感、楽観的な雰囲気を思い出す。しかしかれこれ50年前…。すごい濃密な人間関係と行動力がまばゆいと感じる。

  • 久しぶりに「北へ」を読んだらとってもおもしろく、流れでこれも再読。何と言ってもこの第一作が最高だ。シーナ隊長の筆は、ある年の神島行をメインとしつつ、何回かの粟島行やら八丈島行やら、果ては高校時代の沢野炊事班長との出会いとか沖仲士のバイトの話とか、激しく時空を行き来しながら進む。これが、浮遊感というか飛翔感というか独特のイキオイを生んでいて、読んでいて実に楽しい。特に計算して書かれたものではないらしく、やはりこれは「文才」というヤツなんだろうなあ。

    お気に入りのエピソードは数々あるが、木村センセイがタコをもらう話がすごく好きです。

  • これでハマったシーナワールド。息子をシーナな男に育てるために日夜奮闘中。いい線行ってるかも!

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「シーナな男に育てるために」
      椎名さんの独特な語り口の文章を似せて書けるの?
      「シーナな男に育てるために」
      椎名さんの独特な語り口の文章を似せて書けるの?
      2012/08/02
  • シーナさんを読むようになったごく初期に読んだきりになっていた本。最初の方はまだシーナ節がぎこちない感じ。
    フジケンが中学3年でビールを飲んだという話は、今なら書くだけでNGっぽいね。この話の頃に生まれた自分が高校生になった頃はすでに学校に飲酒がばれるとかなり厄介になる時代だったけど、その時代でも地域によってお祭りに参加すると子供でもお酒を飲ませられる、と聞いたことあるし、20世紀中は今ほどいろんなことが厳しくなかった。世の中どんどん許されることが少なくなってつまらなくなっていく。

    今年はこの本で終わりかなぁ

  • 私の手元にあるのは、なんと
    48版!
    信じられないくらい売れている。
    ただなかなかクダラナイ本です(笑)
    本書の中心となっている神島には行った事があります。
    もう人口減少が凄まじい島です。
    今の人口は500人弱だったはずです。
    山林や竹林も管理が行き届いてるとは言い難く、つまり眺望も悪い場所が多い。
    そして商店も飲食店も存在しません。
    島に行っても、観光客はジュースもお菓子もランチも、ありつくことが出来ません。
    ただだからこそ、貴重な体験が出来る、とも言えます。
    そのため余程の酔狂な人間以外は行かない方が良いです。
    ちなみに私は2度と神島に行く事は無いでしょう。

  • 奥付は平成7(1995)年51刷。その当時、四駆にキャンプ道具を積んで関東、東北、北陸、近畿を気の合う仲間と旅をしていた時に読んだ本。約30年を経て再読すると、著者のアウトドアでのはしゃぎぶりが自分のことのようにヒシヒシと伝わって懐かしい。宿営地に穴を掘ってごみを捨てる、未成年に飲酒を許すなど、今だったら完全にアウトな行動も、1970年代には許されていたのだな~。そう言えば、自分も学校の校庭にテントを張って、翌朝少年野球の練習の声で起床したことを思い出してしまった。

  • 毎年合宿できる仲間がいるの羨ましい
    海、ずいぶん行ってないなあ

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/689002

  • 2021/03/16

  • 椎名誠のエッセイ。
    一年に一度、おじさん連中だけで離島でキャンプ生活を送る「東日本なんでもケトばす会」。この「東ケト会」メンバーが三重県の神島へ行った時の顛末記。彼らの緩い離島体験談が、昭和軽薄体と呼ばれた砕けた語り口で書かれている。

  • わしらは怪しい探険隊 (角川文庫)

  • 内容もさることながら、文章が最高。電車の中で下向いて肩揺らしてた。苦しかった(笑いをこらえるのが)。こんな仲間がいてうらやましい。

  • 読み始めて直ぐに思いました。こりゃ駄目だって。
    どうも文体が合わない。ズルズルとした口語調長文で苦手。こりゃ挫折だな。
    しかし、読み続けるうちに気にならなくなりました。というより、なんとなくこういった話には、合っている文章かとも思えてきました(決して好きではないけど)。
    というわけで、最期まで読み終えました。なんとなく中年男の悲哀なぞ感じながら。

  • 内容紹介
    “おれわあいくぞう ドバドバだぞお…”潮騒うずまく伊良湖の沖に、やって来ました「東日本なんでもケトばす会」ご一行。ドタバタ、ハチャメチャ、珍騒動の連日連夜。男だけのおもしろ世界。(目黒考二)

    久しぶりに読んで、未だにこの仲間たちの世界には憧れてしまいます。椎名親分の連綿と続く怪しい探検隊シリーズの第一作。金字塔だと思います。最初の旅の頃が1969年というから、もう48年前の話しを今読んでいるのですね。
    どうしても冷静な評価は出来ないので星は無しにしますが、最近昔好きだった本が手に入らなくなり、ちょっとずつ集め始めています。これからの電子化時代の事も有るので、好きな本はコレクションする時が来たようです。

  • 行動の豪快さもあるが、観察眼、語り方の鮮やかなこと、鮮やかなこと。センスもきわめて独特。話が行ったり来たりするのにもかかわらず、なぜかスムーズに読めてしまう。

  • 椎名隊長をはじめ、個性的な仲間たちが離れ島でキャンプする。

    ぐだぐだでベロベロな毎日が繰り広げられる。

    あー遠くに行きたいな。

  • 最近、思うことあって、
    椎名誠を全制覇しようと心密かに誓ってしまった。

    この本は、1980年3月発行。
    椎名あやしい探検隊最初の記念すべき傑作探検本。
    何がいいって、裏話ネタが椎名誠、旅する文学館に書いてあるけど、沢山の離島探検を行っているが、
    全体的に行き当たりばったり旅で、そこがドキドキ感が出て面白い。行く場所を決めるのも、飲み屋の会議で決めたとあるが、実は椎名の独断だったとか、行き先も当初予定した所には、キャンプする場所が無くて、見える島に移動してキャンプしたとか、もう、めちゃくちゃ。
    面白い。
    これは、あやしい探検隊の全体に共通するところである。
    まだまだあるぜえシーナワールド!

  • 読んでいてとてもおもしろい。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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