あやしい探検隊北へ (角川文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510070

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  • 「椎名誠」の『あやしい探検隊北へ』を読みました。

    「椎名誠」の“あやしい探検隊”シリーズの第二弾作品です。

    『あやしい探検隊焚火発見伝』に続き“あやしい探検隊”シリーズです。

    -----story-------------
    本書は、1980年前後、「椎名誠」隊長の厳しい隊規にのとって、離れ島に通い、釜たき、水くみ、たき火、宴会に命をかけていた頃の貴重な記録である。
    「椎名」さんとその仲間たちの魅力のすべてが収められている“あやしい探検隊”シリーズ、待望の文庫版第二弾。
    -----------------------

    作品タイトルから、北日本での活動ばかりなのかと思っていたのですが、、、

    新潟の粟島以降、千葉の館山、再び粟島と続き、その後、物語(旅行記?)の舞台は思いっきり南の八丈島、フィリピンのエルニド諸島、パラオ島と続き、こりゃタイトルと違うじゃん… と思いながら読んでいたのですが、最後に福島の塩屋埼という北の地味な場所で幕を閉じ、タイトル通りの内容でエンディングを迎えました。

    やっぱり“あやしい探検隊”の活動は、南国のトロピカルなリゾート地よりも、国内の地味な場所の方が似合いますよね。

    焚火を熾して、食べて、飲んで、踊って、唄って、昼寝して… イイ大人が真剣に遊ぶ姿に、なんだか憧れちゃうんですよねぇ。

    一緒に馬鹿なことができる仲間がいるのって羨ましいですね。


    それにしても、、、

    本書の中で紹介されている「椎名誠」の姿… 30歳代後半なんでしょうが、若いですよねぇ。

  • あやしい探検隊がリアルタイムではない僕のような人間も、どうにかは入れないかと憧れました。これは一作目よりは大分テンション下がりますが好きです。

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  • あやしい探検隊シリーズ2。

    相変わらず、仲間らとキャンプをするだけで探検らしいことはまるでしない。

    隊長である椎名さんが南の国に魅せられて浮つき、弱腰になってしまった活動を嘆き、原点回帰をするべく一団は北へいく。

    なんて素敵な生き方なのか?簡単にできそうでなかなかできない。しかもこれはまだ自分が生まれる前の出来事なのだ。

    現在に至っても同じように自由に豪快に生きる椎名さんに脱帽。

  • 1997年1月6日読了。

  • 仲間内のバカな遊びが最高に楽しい、椎名誠の著書の中でも抜群の作品。
    何も考えなくて良いです。
    楽しんで下さい!

  • ジャンルに困っちゃう。

  • 【81/150】連続して椎名さんのバカバカ文を読み直す。これも10数年以上ぶりだね。こっちの方が肩を揺らして笑いをこらえた回数が多かったな。

    でも、おかしいな、もっとゲラゲラ笑ったんだけどなー。「哀愁の町に霧がふるのだ」の方だったかな〜。

    若いころ、このあたりの本をよく読んでたので、なんとなく私がするキャンプはこれに似ているのであった。つまりいきあたりばったり。オートキャンプや整った施設でのキャンプには、「ケッ!」という感じでしたな。

  • ここに集う方々にはいわずもがなな本なのかもしれないけど、やっぱり面白いものは面白い。(最初「たなぞう」に載せた文章なので)

    「東日本なんでもケトばす会」(略称「東ケト会」別名「あやしい探検隊」)の面々がただただキャンプしているだけなのだが、一言で「キャンプ」と言ってしまっていいのかわからないほどいろんなことが起こる。
    行動力は国内にとどまらず海外にもぐいぐい行ってしまうのだけれど、国内の小さな離島に行こうが海外に飛ぼうが、やってることはほぼ同じというところがヒジョーにミリョク的なのでありますな。

    この本はシリーズとしては2冊目なので、ぜひ1冊目「わしらは怪しい探検隊」から読んで、続きもよんで、オリャー!とキャンプに行きたくなってみてほしい。

  • <「北へ」の一言で読むのを決めたのだった>


     平成4年の初版と出会ってから相当な年数が経っていますが、いまになって「あとがき」を読み飛ばしていたことが判明。→再読!

    (「あとがき」は、探検隊に属していた男たちの消息をうかがえて、人生というやつにしみじみしなくもない読み物として楽しめました。なぜ読み飛ばしたんだろう。忘れただけか? 当時の自分に問いたい……)

     この本を読むかどうかは、タイトルの後ろについた「北へ」の一言で決めたことでした。
     なぜなら、旅好き、冒険好きなかたは、南へ向かうことが多いからです。楽園のような南国で、宝石のように輝く海の色など眺めながらの快適な旅行も楽しそう。ですが、南と旅行という言葉のコンビには、私を警戒させる何かがひそんでいます。
    「リゾート」「観光地」の、お客慣れしていそうな気配への警戒です。北も北海道まで行くと少し警戒。東北~甲信越辺りの、失礼ながら地味さにどこか惹かれます★

     本書で、椎名誠とあやしい仲間たちは、主に新潟の粟島行きを繰り返します。当時の粟島は、景色はよくても非常に不便な、正真正銘の田舎だったよう。天候に恵まれない日に一行が渡島してしまうことも相まって、メンバーの顔色の悪さ、おやじの脂くささ、不衛生さはいっそ見事なほどです。
     いい加減なのもいい。アウトドアはお金をかけるとつまらなくなる気がします。金遣いを楽しむような綺麗な旅行記に嫌気がさす人なら、こちらの世界に賛同するはず!

     途中、椎名隊長もついに優しい南の島ビームに当てられ、磁石が狂いだしますが、みなの冷たい視線に引き戻されて、再び北へのアタックが始まります★ といっても、これまで以上に適当な計画で車を走らせ、行く手に雪がちらつき始めたところでおしまい。この中途半端さこそが、あやしい東ケト会には似合います。
     この話の続きが別の本に引き継がれているのか知らないのだけど、知らないままでいるのも面白そう!?

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著者プロフィール

1944年東京都生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。「本の雑誌」初代編集長。『さらば国分寺書店のオババ』(1979年)でデビュー。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。小説、随筆、紀行文、写真集など著書多数。近著に『幕張少年マサイ族』(東京新聞)、『南の風に誘われて』(新日本出版社)、『漂流者は何を食べていたか』(新潮社)など。

「2022年 『シルクロード・楼蘭探検隊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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