あやしい探検隊海で笑う (角川文庫 し 6-10)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 332
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (330ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510100

作品紹介・あらすじ

世界最大のサンゴ礁が連なるオーストラリアのグレートバリアリーフで、初のダイビング体験。行きあたりばったりでニュージーランドへ。サメ大群の追跡をしてみようと飛島へ-。キャリアを積んでぐっと国際的になってきた探検活動は、危険も感動もダイナミックに。が、大目標にこだわらず、ビールや食事にこだわりながら、好奇心のままつき進んでいく、"あやしい初志"は変わらない。中村征夫撮影の素晴らしいカラー写真と共に楽しめる、豪快、素朴な海の行状記。シリーズ第四弾。

感想・レビュー・書評

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  • あやしい探検隊の海への遠征記。中村征夫さんの写真が圧巻。こんな海に行ってみたいものです。

  • 2021/10/02

  • 個人的ノスタルジーシリーズ。あやしい探検隊シリーズです。今はもう鬼籍に入っている人も出て来ますので、そこはかとなく切ない気持ちになります。これで野田知佑さんや椎名誠さんお亡くなりになられたら寂しいだろうなあ・・・、泣くなきっと
    。この頃は皆働き盛り真っただ中なので皆さん元気ですね。僕の年齢がこの頃の彼らに追いついたという状態なのですが、自分こんなに元気じゃないなあ。
    今見ると結構優雅な旅してますね。もっと泥臭い旅している所が見たい所ですがあやしい探検隊とはいえバブル華やかなりし時ですからね。

  • あやしい探検隊第4作目。
    グレートバリアリーフにニュージーランドと探検のスケールはどんどん大きくなっていく…

    椎名さんの自由で豪快な生き方が本当に羨ましい。

    太陽と海と冷たいビール。どんなにお金を積んだって、これに勝る贅沢は他にないのだ!

  • バカな大人がバカなことをしてバカ騒ぎするの見てバカ笑いできる本。

    椎名誠さん率いる『あやしい探検隊』が国内外の海、河、山を探検した奮闘記録ほか、公開対談やエッセイなどがまとめられている。
    バカといっても仕事バカやバカ正直の『バカ』であり、一見適当にみえながらそこに傾ける情熱や労力は本気も本気すべて全力場合によっては命懸け。それがユーモアたっぷりに写真を交えて語られ退屈しない。
    一方で奥尻島の津波や白神山地の話など、自然への畏怖や畏敬の念を抱かせる話も。

    こういう大人たちの姿はもっと増えていいんじゃないかと思う。

  • 当時は単行本でしたが、ちょうどダイビングをやり始めた時期に興奮して読んだ記憶があります。その後、第3章の「日本海でサメ穴でサメ頭なでなで作戦に挑む」の場所でもある、山形県沖の飛島のサメ穴に実際に潜りました。産卵にあがってくる1mくらいのドチザメの群れがが洞窟のなかで丸太のように重なり合って寝ています。その洞窟の中で、鮫肌を体験したり、米粒のようなサメの歯を捜したりしました。民宿の昼ごはんもおいしかったな。アゴ出汁の味噌汁にはカメノテがはいっていたりとホテルでは味わえない地元の豪華ではないけれど美味しい料理も魅力的な島でした。中村 征夫さんの写真もステキな(文庫版にもあるのでしょうか?)夏に、ビール片手にぴったりの本。もう一回読んでみよ〜

  • あやしい探検隊シリーズ4作目。グレートバリアリーフに巨大サカナやサメを見に行く話や、南太平洋ジグザグ旅、沖縄南島旅行、日本海の飛島のサメ穴への訪問などなど、とにかく海にまつわる旅の話を中心に収められている。海人間必読の書。

  • トレッキングをしたくなった。
    いつになっても少年のように遊んでる男の人たちって、女の人から見たら、かなり魅力的だよなー。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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