もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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本棚登録 : 234
感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (393ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510148

作品紹介・あらすじ

本を読んでいないと、禁断症状が出てしまうほどの活字中毒である本の雑誌発行人、めぐろ・こおじを罠にはめて、味噌蔵に閉じ込めてしまう表題小説は、著者が初めて書いた記念碑的小説。どこまで本当で、どこからフィクションなのか、解説で主人公の目黒氏が種明かしをしてくれました。もうひとつの読みどころは、著者の過激な好奇心がぎっしり詰まった辛口コラム。うんこ的本づくりに文句をつけたり、ゴキブリ雑誌を踏みつぶしたり、インチキベストセラーを攻撃する若き日の椎名誠がまるごと文庫で初登場。

感想・レビュー・書評

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  • 十何年か前に
    単行本で読んで
    「いゃあ 快感だったなぁ」
    という記憶だけが残っている

    そし この度
    文庫の形で読み返してみましたが

    やはり 面白い

    それと 後半の「雑誌」の章(?)が秀逸、
    ほとんどの雑誌が廃刊になってしまった
    今の時代から俯瞰すれば
    ここで紹介されている有名、無名なものの
    紹介が貴重なその時の文化遺産的に
    読めてしまえるところが
    また シーナさん的で

    やはり 面白い

  • 読み終わったとしているものの、ホン一冊を読み終わったわけではないのです。タイトルになっている作品と、いくつかのエッセイを読み終えただけなのですが、椎名さんの本はどうしても時代が後ろにあるから、同時代を生きていないものとしては、なんとなく本質に届かないなぁという感想を持たざるをえないのです。
    サラバ国分寺書店のオババを読んだ時にも(気分はダボダボソースだったか?)、国鉄というものがわからなくて(もうJRでしたから。)エライ難儀した記憶がある。

    もだえ苦しむは、もはや冒険小説といっても過言ではないくらいに、現実を離れていて、かつその舞台が昔住んでいた五日市線沿線というのが素敵でした。ナルベク早くネなんて表現は嫌いじゃないなぁ。基本的に好きなんですよ、昭和軽薄体。そんなことをスルドク思いつつ、眠れないのです。

  • 椎名誠先生の作品はあまり読んだことがなかったけれど、内容が面白くてあっという間に読み終えてしまいました。それにしても、もだえ苦しむ活字中毒者地獄の味噌蔵なんていうタイトル、凡人にはとても思いつきません。

  • とてもおもしろかった。椎名誠さんの雑誌に対する愛や情熱が伝わってきてこっちまで気持ちが高ぶった。

  • そして私も活字中毒者になった。

  • 筆者は1977年から79年くらいまで、本の雑誌の編集長をしていた。その間に書いた読書に関するエッセイ。面白い。
    本を読まない人間は馬鹿になる。
    男なら、1日7冊。
    全集というのいは、大仰な割にはあまり読まれないものである。
    本というのは読まなければダメなのだ。本というのは読まれなければ生きていく甲斐がないのである。
    本屋は常に礼儀正しかったそうだ。

  • 2004年6月16日購入。
    2007年2月8日読了。

  • 活字中毒者・・・
    笑っちゃうけど、似たような事した経験ありw

  • 本書は恐怖小説である。心臓の弱い人は読んではならない。
    『本の雑誌』編集者である著者(椎名誠)が雑誌発行人めぐろ・こおじ(活字中毒者)を罠にはめ味噌倉に閉じ込めるという復讐劇である。外界から閉ざされ一切の活字を与えられなかっためぐろ・こおじの精神が崩壊していく描写がすさまじく戦慄を覚えた。監禁→禁断症状→調教というSM要素をふんだんに交えたサイコホラー小説でもある。それはともかくこの小説が黒澤清監督で映画化もされていたとは知らなかった。http://www.geocities.jp/positionwest3/04_jyouei/index.htm
    DVD出ないかなあ…

  • コアな椎名ファン、本の雑誌ファンが読む本。モデルとなった目黒さんは発刊後しばらく、[エポキシの人でしょ?」とささやかれたらしい。

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著者プロフィール

1944年東京都生まれ。作家。写真家、映画監督としても活躍。「本の雑誌」初代編集長。『さらば国分寺書店のオババ』(1979年)でデビュー。『犬の系譜』で吉川英治文学新人賞を、『アド・バード』で日本SF大賞を受賞。小説、随筆、紀行文、写真集など著書多数。近著に『幕張少年マサイ族』(東京新聞)、『南の風に誘われて』(新日本出版社)、『漂流者は何を食べていたか』(新潮社)など。

「2022年 『シルクロード・楼蘭探検隊』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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