玉ねぎフライパン作戦 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 171
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041510261

作品紹介・あらすじ

妻が家を空けた夜。カンビールを取り出し、はらがへった、さてツマミは何にしよう?-そんなときは勘とイキオイだけが頼りの料理のはじまり、はじまり。玉ねぎともやしはいいやつだ。フライパンだってやるときはやる。男の料理だ、なめんなよ。古今東西うまいサケと肴のあれこれと、食の風景にまつわる素朴なつぶやきがたっぷり詰まったシーナ節全開の絶品「旨い物」エッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 2020/7

  • 玉ねぎフライパン大作戦とうよりは、旅するおじさんのお酒物語。
    自宅でうどんを食べるときのかつおぶしの量で、家計や人生を心配し始めるところが特に好き。

  • 作者はあまり好きでないが、普段思っていること、感じていることにすごく共感した。店での大声、本当に止めて欲しい。ビールは最高、しょうゆはうまい。

  • まあ、いつものノリのエッセイ…といったところでしょうか。タイトルにあるような「玉ねぎ」を扱った料理が多々出てくるのかと思いきや、そんなことはなく、いつものようにあらゆる場所に旅行に行って、そこのウマいもんで酒飲んで…みたいな感じですかね。あんまり面白い感じにはなりませんでした。僕があんまり食い物とかに興味がないからでせうか…。そこそこのものでそこそこの酒が飲めたらよい、みたいなタイプの人間なんです、僕は…。椎名氏みたいにあらゆる場所に旅行へ行く、みたいなバイタリティもないですし。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    なんか昔に比べて文章が平易になったような気がしますね。手書きからワープロに変えたからでせうか!? 以前の、もっとコテコテとした文章のが好きかもですね。こちらも悪くはないのですが…。おしまい。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • やっぱり、シーナさんの言い回しはオモシロイなぁ。

  • ちょっとずつ、おつまみみたいに読む本
    シーナさんみたいな人が、親戚のおじさんにいたらいいのに。っていつも思う。

  • 友達から借りて、久しぶりにこの著者の本を読んだ。
    相変わらず、ビールも食べ物も美味しそう。
    時々、「これは女子供にはわからないだろう」みたいな文章が出てくるのが鼻につくけれど、そんな「男くささ」も含め、この著者の持ち味か。
    何せ、イヌイットの人たちが撃ち殺したばかりのアザラシの腹を裂いて、腸に口をつけて中身をすするのを見て、即座に自分も同じことをする・・・なんて私には出来ないからなぁ。
    ただ、それは私が「女だから」ではなく、男でも出来る人はなかなかいないと思う。

    それにしても、「モヤシアブラアゲうどん」は美味しそうだ。お酒を飲んだ後に食べてみたい。

  • なんだかごく普通の食べ物エッセイ。
    なんだか、ネタに被っているものが多いのが気になりますね。
    食べ物エッセイとしてみるのであれば、やはり東海林さんの方がよりよい感じ。
    ま、旅行先での食べ物が色々紹介されているのが特徴的です。
    まとめて読むのには向いていないかな。

  • 身近なものを使った酒の肴が多くて(旅先などではすんごいものも召し上がってますが)
    読んでるだけでお腹がすいてきた・・・

  • 産経新聞に連載されていたモノのまとめ。
    新聞連載なので1つのトピックの分量がコンパクトである。通勤途中に流し読みするのに最適だった。

    内容は食べ物に関する雑記。記事の底流にあるのは技巧に凝らない単純で感激する食べ物および作り方,出すところに注目するという意識。

    自宅で作る簡単ウマ飯の描写を読んでいると食べたくなるから,筆力があるといってもいいんだろう。

    シーナ氏は同時期に複数の連載を持っているので,釣り丸やお祭り取材と時期が重なっていることが推測できる。

  • 椎名誠は あまり好きな方ではないが、あまりに美味しそうな内容につい購入。
    生唾ゴキュリだったりビールが飲みたくなったりとあったんだけれど、やっぱり好きな文体ではないなぁと再認識。
    時折文章に表れる、男は〜的なマッチョイズムが苦手だからかもしれない。
    あとお歳のせいなのか、若者に対して批判傾向にあるみたいで、それも好きではない。

  • 正直言って椎名誠のエッセイにレビューは要らんだろう。あちこちで書いた話しと重複したり、同じ話題を繰り返したりしている気もするが、まあそれも含めて椎名誠の持ち味ということ。時間が一時間ほど余り、読むべき本が無い時に買うには最適な本。

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著者プロフィール

1944年生まれ。作家。1988年「犬の系譜」で吉川英治文学新人賞、1990年「アド・バード」で日本SF大賞を受賞。著書に「ごんごんと風にころがる雲をみた。」「新宿遊牧民」「屋上の黄色いテント」「わしらは怪しい雑魚釣り隊」シリーズ、「そらをみてますないてます」「国境越え」など多数。また写真集に「ONCE UPON A TIME」、映画監督作品に「白い馬」などがある。

「2012年 『水の上で火が踊る』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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