ひめゆりの塔をめぐる人々の手記 (角川ソフィア文庫)

著者 :
  • 角川学芸出版
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本棚登録 : 143
感想 : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (445ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041515013

作品紹介・あらすじ

太平洋戦争末期、国内で唯一戦場となった沖縄では、多くの県民を含む二十数万人が犠牲となった。特に悲惨だったひめゆり学徒の最後を、引率教師だった著者が彼女たちの手記と自らの体験で綴る戦争の実録。

感想・レビュー・書評

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  • 大好きな沖縄を知るために購読。
    今は日本トップの観光地である沖縄。
    だけど、自分は表の沖縄しか知らないんじゃないか?
    そう思い、中学の歴史で少しだけ学んだ沖縄戦について深く知りたいと思った。

    この本を読んで、歴史について初めてきちんと学ぶことができた。
    残虐で哀しい。二度と同じ過ちをおかしてはいけない。当時を生きていた人は、本当に強い。
    自分はどう生きるべきか?そう思わせてくれた。
    最後の「血の島」と沖縄を呼ぶひと文に心打たれました。大切な本に出逢えた。

  • とにかく勉強になる。沖縄戦については誰もが知っておかなくてはいけない。これは死ぬまでに必ず読んでおくべき本だと思う。

  • 事実関係が整理された手記中心の構成。ひめゆり学徒隊のたどった歩みと、各個人の当時の心境が克明に記されている。特に黄燐弾が壕に投げ込まれた時の壕内の描写は凄惨。この様に民間人が巻き込まれた状況が各地で展開された事に、沖縄戦の特徴があり、これはそれを後世に伝える貴重な記録のひとつ。

  •  最近、置かれた状況に対しての嘆き節が余りに酷いため、自身に「とは言え、貴様は恵まれ過ぎているのだ…!」と活を入れるため、読破。
     嗚呼、遣る方なき事実よ。今や昭和すら遠くなりつつあるが、それでも確かにそれは紛れもない「現実」として横たわってあったのだ。
     人が人と戦う…そこに国家的大義名分があれ、政治的理想論があれ、利権に絡む排斥思想があれども、戦争とは、皆、等しく死線に立たされてしまうものだ。
     嗚呼、その虚の如き、仄暗き深淵よ! 我らよ、決して覗き込むなかれ。

  • これを読んでから沖縄に行くのと
    読まないで行くのとでは、
    全然景色が違って見えます。
    ぜひ、読んでおきたい本。

  • ひめゆりの教師が書いた手記

  • ひめゆりの塔を参拝したその日に読破。行く前に読めばよかったと後悔。今こうして自分が生きてることの重大さを感じたし、日々の自分の生き方が、亡くなった人たちに対して恥ずかしい。もう一度お参りに行きます。

  • 沖縄戦末期、学徒看護兵として従軍した女子学生と引率の教師の手記。人間が集団としてコントロールされてしまうと、かくも悲惨な状況が現出する。思い込みと推測による行動が更に状況を悪くする。このような悲惨な記録があるにもかかわらず、戦争が無くならないのは、人間が本質的に戦争を必要としているのではないかと思えてしまう。

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