21世紀のブルース (角川文庫)

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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527146

作品紹介・あらすじ

もうまもなくやってくる21世紀は、恋にかぎらず、すべてのことが冒険になりにくく、何かに挑戦していくことが少なくなっていく時代なのかもしれない。海洋学部に学ぶ大学生朋子は、テレビ局に勤める恋人・田島との関係に満足しながらも、どこか充たされぬものを感じていた。そんな時、若手の学者沢木が現われ、朋子は彼に惹かれていく。一方、田島も混血タレント・ロミのマネージャーをしているうちに次第に恋が茅ばえて……。21世紀に生きる若者たちの、恋と冒険を描く長編青春小説。

感想・レビュー・書評

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  • 昭和44年にしては、上出来。(1969年)
    31年後をみすえて書いてある。
    <マスコミ・TV>
    *立体テレビ・・・電波の自由化の時代
    *国際公害の時代
    *月からのゆく年来る年

    イメージはよい。
    今読んでも、そんなに陳腐ではない。
    親子関係。

    「冒険のない時代」になったといわれつつある。
    太平洋のひとりぼっち横断を女性がやり遂げてしまった。
    今までは男の世界だったのが、

    女子マラソンの記録も
    刻々と男性に近づきつつある。

    ジョイナーががんばれば、
    ヘナチョコ100メートルランナーは
    ぶっ飛ばされてしまう。

    和泉雅子が、北極圏をめざす。
    男の冒険が、女の冒険となり、
    冒険がなくなってしまった。

    「挑戦」しようといっても
    「何に挑戦するのか?」が問われる時代。

  • 近未来小説。
    21世紀を迎える頃の話し。

    今からすると過去の話しなので,自分が手に取って読むのが遅すぎた感がある。反省。

    内容は2つの方向を向いており,最後まで飽きずによむことができた。
    最後は無難に収めるところが,大衆小説家らしいと言えるかもしれない。

    十分価値ある題材を提供していると思う。

    なぜ,普通の人がまだ月にいけないのか。
    なぜ,まだ火星に人がいけないのか。
    自然を大きく変化させる工事の予測はどうすればいいのか。

    議論の種はつきない。

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著者プロフィール

西村京太郎

一九三〇年東京生まれ。六三年オール讀物推理小説新人賞「歪んだ朝」で推理作家としてデビュー、六五年『天使の傷痕』で第一一回江戸川乱歩賞を受賞。八一年『終着駅殺人事件』で第三四回日本推理作家協会賞を、二〇〇四年にはミステリー小説界での多大な功績が称えられ、第八回日本ミステリー文学大賞を、一〇年には長谷川伸賞を、一九年には「十津川警部」シリーズで第四回吉川英治文庫賞を受賞する。二〇二二年三月没。

「2022年 『京都感情案内(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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