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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784041527610
作品紹介・あらすじ
オール読物推理新人賞受賞の表題作や記念すべきデビュー作から、新聞記者を主人公にした異色作まで、バラエティーに富んだ作品6本を収録。単行本未収録の作品を集めた文庫オリジナル短編集。
感想・レビュー・書評
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小学生の時、世間はファミコンブームが席巻していたが、両親は商売をやっていたので買ってもらえず、友達がファミコンに夢中になっていた時、私は古本屋で一冊五十円の古本を読み漁っていた。その時、一番よく読んだのが、西村京太郎さんです。当時(40年前ですが)はこの歪んだ朝はどこの古本屋にもなく、諦めていましたが、40年後神戸のちいさな古書店で見つけました。(百円)
今年は氏が亡くなった年なので追悼読書の意味もありました。
作品としては優しい脅迫者が一番優れていますが、その他の短編も氏の原点が垣間見える作品群です。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
2020.5.12-301
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西村京太郎の、たぶん初期作品。電車が出てこず、ストーリーとしては、松本清張や森村誠一のような、一般的なミステリ短編集である。
軽乗用車で子供をはねたが、誰にも見つからずにいたと思っていた理容師のところに、むさ苦しい男が現れる。顔を剃ってもらった後に「撥ねた子供はなくなったよ」と、5000円を要求する。そこから頻繁に男が現れるようになり、来店するごとに要求される金額が倍になっていく…(優しい脅迫者)。
西村京太郎は、以前に飽きて嫌になるほど家にあったのを読み散らかしたので避けていたのだが、鉄道の関係ない作品は、ちょっと珍しいなと思って手にした。初期作品ぽいのは特に1作目の表題作で、読点だらけで細切れになっているため、別の意味で読みにくい。
ただ、大方の作品は、動機がいまひとつ納得いかないところがあったりはするものの、一応落ちているので安心して読める。1本だけ、豊中の女性が殺されたのは、清張の犯人の独白に近いような、状況をダラダラダラダラと書いたものの、ちゃんと締めきれていないような気持ち悪い終わり方。だいたい☆2平均というところ。
全部の作品の中から、あらすじを紹介したものは、ショートショート的で、ページ数も少なくオチもよく出来ていたと思うんだよね。ということで☆を1個足した。 -
1963年〜1973年、初期短編集。
歪んだ朝、黒の記憶、蘇える過去、夜の密室、優しい脅迫者
「優しい脅迫者」は傑作だと思うが、ミステリを読み慣れた者には先がわかってしまう。
(図書館)
著者プロフィール
西村京太郎の作品
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