十津川警部「告発」 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 68
感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527757

作品紹介・あらすじ

十津川警部の旧友・原口が雲仙で死体として発見された。彼は生前、何かにひどく怯えていたという。十津川は原口の勤めていた会社・メディアX社に赴く。捜査が進むにつれ、その会社のきな臭い噂が耳に届き。

感想・レビュー・書評

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  • SF感が強過ぎて、読んでいる間ずっと違和感があった。何だか昔の半端なSF小説を読んでいるような感じ。これはこれで面白さはあるんだけど、十津川警部の名前は使わず、別の作品として書いて欲しかったな。

  • SF的な話であり、展開がかなり強引。このシステムの問題点はおそらく誰でもすぐに浮かぶところで、それへの対処法も違和感。実験レベルならまだしも、この時点で防衛省が大量購入するのは無茶だろう。
    まあそれならそれでそういう世界観であればいいのだろうけれど、十津川警部を出してしまうと世界観のズレが出てしまう。十津川警部を出さなければ売り物にならないとの判断なのかもしれないが、個人的には違和感の方が大きかった。

  • 2022/03/06 29読了

  • 「十津川警部「告発」」3

    著者 西村京太郎
    出版 角川文庫

    p5より引用
    “今日は二月五日だった。冬の雲仙が初めての十津川は、九州の
    温泉地だから東京の冬より暖かいだろうと勝手に決め込んでいた
    のだが、とんでもないことだった。”

     ミステリーの大家である著者による、おなじみの刑事たちが活
    躍する長編ミステリー。
     十津川警部の友人が行方をくらませた、友人の妻から頼まれ、
    二人で友人の訪問先の雲仙へと向かうが…。

     上記の引用は、雲仙でタクシーに乗った時の一文。
    標高の事を失念していたそうですが、九州は暖かいイメージがあ
    るので、多分私も初めて行くときは、この様な失敗をするだろう
    と思います。
     いつもより話が大掛かりな感じで、新鮮なのではないでしょう
    か。

    ーーーーー

  • 首相暗殺とヘルメット作成では,ヘルメット作成の方が小さいかもしれない。
    首相と防衛庁だと防衛庁の方が不気味だ。

    「標的」と「告発」ではどちらがヤバいか。
    西村京太郎の遊び心が止まらない。

    小説の上では,なんでもあり。

    最期に内部告発者が登場するのはちょっと安易かもしれない。
    せめて,ヨーロッパに飛んだ先のパリで,亡命者がいたくらいがいいかもしれない。

  • 平成18.10.25 初版 ¥514
    十津川警部の旧友、原口が長崎・雲仙で死体として発見された。彼は生前、何かにひどく怯えた様子だったという。捜査が進むうちに、勤務先の音響メーカー・メディアX社に関するきな臭い噂が届く。原口は死の直前、出版社宛にメディアX社の所業を告発する手紙を出していたのだ。真相を探ろうとする十津川の前に立ちはだかる妨害の数々。そして十津川は何者かの手によって拉致されてしまうが……!?十津川警部、最大最悪の危機!

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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