十津川警部「記憶」 (角川文庫)

著者 :
  • KADOKAWA
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527771

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  • 「十津川警部「記憶」」3

    著者 西村京太郎
    出版 角川文庫

    p10より引用
    “医者の話でも、永井の体内に、モルヒネが残っているというか
    ら、モルヒネを注射されたことは、間違いないだろう。”

     ミステリーの大家である著者による、おなじみの刑事たちが活
    躍する長編ミステリー。
     ある日の夕方、若い男が車で連れ去られる事件が発生した。
    その男の記憶を巡り、十津川警部たちが奔走する。

     上記の引用は、誘拐されて無事に保護された時の様子。
    体に残るほど打たれたら、後で依存症になったりしないのでしょ
    うか。病院で痛み止めに使われているのなら、使った量もはっき
    りしていて治療もしやすいでしょうけれど。
     今回は有名なSL路線が出てきます、行ったことのある人はより
    楽しめるのではないでしょうか。

    ーーーーー

  • 誘拐にあった孤独なカメラマンのエッセイの標題が「遠い記憶」というもので,名前が永井俊。

    「満開の桜が咲いている。そしてそこを黒いSLが白煙をたなびかせながら走っている光景である。 そのSLの向こうに,人が二人立っている。それは中年の男と女であることはわかるのだが,顔ははっきりしない。」

    2歳半のときの記憶らしい。
    自分の親を「中年の男女」と思うだろうか。
    子供にとって,親は,大人だと思うが,中年とは思わないのではないだろうか。 疑問が残るエッセイだ。

    その疑問が解き明かされて行く。
    推理小説としてはなるほどと思った。

  • 初めて夢中になった小説。オススメの一冊です。

  • 東京郊外で若手カメラマン誘拐事件が発生。しかし犯人からの要求はなく、三日後にカメラマンは無事保護された。十津川警部が被害者の身元を調べると、幼少時に河原で発見され養護施設で育てられたことがわかる。それ以前の彼の記憶は「SL、桜、二人の男女」という曖昧なものだった。十津川はこの記憶が事件に関わる鍵と睨み、捜査を開始する。その矢先、静岡の大井川鐵道で第二の事件が発生し…。傑作長編トラベル・ミステリー。

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著者プロフィール

1930年東京生まれ。65年『天使の傷痕』で江戸川乱歩賞を受賞。81年『終着駅殺人事件』で日本推理作家協会賞を受賞。2004年には第8回日本ミステリー文学大賞を受賞。トラベル・ミステリーで活躍。

「2018年 『房総の列車が停まった日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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