急行アルプス殺人事件 (角川文庫 に 4-84)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527856

作品紹介・あらすじ

坂口刑事は故郷の白馬村から急行「アルプス」で東京に戻る途中、乗用車が炎上している現場に遭遇し、運転士や車掌と協力して車の運転席から若い女性を救出する。ところが、その2日後、女性は肺炎で亡くなってしまう。そればかりか、女性を救助した車掌と運転士が相次いで命を落とす。この不吉な出来事の連鎖に不審を抱いた十津川警部は、一連の死を殺人事件と見て捜査を開始する-。傑作鉄道ミステリー短編集。

感想・レビュー・書評

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  • 1980年代~90年代に書かれた短編で、旅先や列車内での出会いのワクワク感、男女の結婚観などに時代を感じる。アプリで乗換案内検索をする昨今、時刻表トリックなども読者がイメージわきづらいのだろうなあ。
    色々な意味で歴史を感じる作品集だった

  • 140427

  • 信州三本、千葉県一本の合計四本の短編集。
    表題作急行アルプス殺人事件は、いまは運転されていない急行アルプスに乗っていた坂口刑事と、車掌・運転士が炎上する車を見つけてしまうところからはじまるミステリー。車に乗っていた女性は死んでしまい、車掌・運転手も謎の死を遂げてしまうところから疑問に思った坂口刑事と十津川が、動く。
    トリックとして面白いのは、「内房線で死んだ女」「あずさ3号殺人事件」。久々に秀逸な時刻表トリックに出会えました。鉄道ファンは必見!?

  • 列車にまつわる4つの短編集。

    標題(収蔵単行本名)
    あずさ3号殺人事件(ハネムーン・トレイン殺人事件)
    急行アルプス殺人事件(恨みの陸中リアス線)
    幻想と死の信越本線(幻想と死の信越本線,)
    内房線で出会った女 さざなみ7号(ハイランド・トレイン殺人事件)

    「急行アルプス殺人事件」は,人助けが殺人の始まりだった話。

  • 4つの短編集。
    どれも列車の知識がないと解けない。すらすら読めた。
    お見舞いにもらって、入院中の気分転換になった。

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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