殺人者は西に向かう (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店(角川グループパブリッシング)
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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041527863

作品紹介・あらすじ

小堺信介は仲間5人と孤独死した老人の遺品を有料で処分する会社を立ち上げた。最初の依頼が片づいた翌朝、従業員が死体で発見された。十津川警部が遺品の主である三枝修一郎の身元を洗い始めると、三枝の友人が岡山で殺されたとの情報が入る。急遽、岡山に飛ぶ十津川。そこで待ち受けていたのは第3の殺人事件だった…。十津川は殺人の連鎖を止められるのか?事件の背後にある、時代を超えた因縁とは。

感想・レビュー・書評

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  • 分かったような、分からないような話。
    いくら人の顔を覚えるのが得意でも、何十年も前に一回ちょっと見たくらいの人の顔を覚えてるとは思えない。

  • 2021/03/16 36読了

  • 最後の解決の仕方は好きではない。
    素直に白状しなさそうなのは分かるが、
    十津川警部にはこういう絡め手を使うイメージではなかった。

  • 〇遺品の上に転がる死体が呼び寄せる数十年前の事件。雲をつかむような捜査にどう立ち向かう

    遺品整理会社を立ち上げた小堺が最初に請け負ったのは、孤独死した老人・三枝の部屋の後片付け。その後片付けをした後処分前にもう一度換金できるものは無いか、と探していたところ、会社に勤めている井上が倉庫で殺されていた。

    井上の殺されていた理由が三枝の物品にあるのではと考えた十津川は亀井と、三枝の会社時代の同僚を探る。すると、岡山県湯郷温泉で同僚だった吉田が殺されていることがわかり・・・吉田は誰か別の男と一緒に来ていたことがわかり、その彼が井上を殺したのではないかと予想。

    吉田が殺された動機を探るが、元同僚の金子・吉川はあまり多くを語らず、十津川が疑念を深めるが、その間に蒜山高原にて男の死体が発見された。身元は確認できないが、井上殺害の容疑者によく似ていて・・・?

    *****

    雲をつかむような捜査。
    その中で試される十津川と亀井の推理。

    東に西に移動しながら、解決の糸を手繰りよせていく。
    金子・吉川の挙動におかしいところはないが、なぜか親友が殺されているのにそっけない。そんな違和感を突っ込んでいく。違和感の先には推理、推理で2人を(イリーガルな捜査手法も使うが)追い詰めていくのは、いつもながら見所である。

    もう少し瀬戸内海の美しい景色が描写されていると、その景色にほだされて何かことを起こしてしまった、そんな彼らに感情移入することがもしかしたらできたかもしれない。

  • 登場人物が経営を始める独居老人が亡くなった後の有料で遺品を回収するという遺品整理会社という発想は面白い。
    そのわりに、話題がすぐに殺人事件などに移ってしまい面白みが少なくなってしまった。

    岡山を西だと思うのは、東京、名古屋、大阪よりも西だからいいのかもしれない。

    通勤電車で時間つぶしによむのにはちょうどよい。

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著者プロフィール

西村京太郎

一九三〇年東京生まれ。六三年オール讀物推理小説新人賞「歪んだ朝」で推理作家としてデビュー、六五年『天使の傷痕』で第一一回江戸川乱歩賞を受賞。八一年『終着駅殺人事件』で第三四回日本推理作家協会賞を、二〇〇四年にはミステリー小説界での多大な功績が称えられ、第八回日本ミステリー文学大賞を、一〇年には長谷川伸賞を、一九年には「十津川警部」シリーズで第四回吉川英治文庫賞を受賞する。二〇二二年三月没。

「2022年 『京都感情案内(下) 新装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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