話せばわかるか―糸井重里対談集 (角川文庫 緑 538-4)

著者 :
  • KADOKAWA
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本棚登録 : 58
感想 : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041538043

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  • 村上春樹との対談が入ってるのを見て購入。時期は、羊をめぐる冒険を出したころ。40年前に、すでに「一人称代名詞単数っていのうは、パンツみたいなものだと思ってるんだ」等、こだわりを語っていたのが、昨年出た短編集「一人称単数」にまでつながっているんだなあ、と思いつつ。重要なのは、メッセージよりメディアのあり方、最初に言ったマクルーハンはすごい!てところ。ボネガット「自分の作品のテーマは”愛は破れるかもしれないけれど、親切さは勝つ”というものだ」の引用。糸井さんが今面白くないという大学生がいちばん面白いと思ってるのが糸井さんの文章なんだけどね、という辛辣な一撃。あたりが印象に。野坂昭如と井上陽水が、転向したっていい、首尾一貫しなくたっていい、無責任でいい、と似たようなメッセージを出してるところ。矢野顕子の、私のすることに腹立てるなら立てればいいのよ、謝るからさて姿勢。タモリが「人間にとって一番大切なのは人生である」と色紙に書いてるってエピソードあたりも目にとまる。ただ40年経つと規範意識というのガラリと変わるなあというところも。今だったら公の場で言わないようなこともサラリと書かれていたり。

  • 【由来】
    ・ほぼ日サイトにこの本からの引用があって興味を持った。

    【期待したもの】
    ・またハッとさせられる文章があるかと。

    【ノート】
    ・半々。慧眼だなあとか面白いやり取りだと思う部分もあれば、やっぱり何か好きになりきれんなと思う部分もある。それにしても本人が気づいてない本人像を本人が感激するほどに、作品で言い当てるってのはすごいことだ。透徹した観察眼というか何というか対象への対峙の仕方と言うか。

    【目次】
    ・栗本慎一郎
    ・村松友視
    ・ビートたけし
    ・井上陽水
    ・タモリ
    ・坂田明
    ・江川卓
    ・矢野顕子
    ・高橋留美子
    ・谷岡ヤスジ
    ・野坂昭如
    ・村上春樹
    ・川崎徹
    ・三浦雅士

  • とても面白かった!
    すべての対談が面白かったけど、特に白眉だったのは村松友視。
    自分は、プロレスは見ないけどプロレスという単語に関心があるので、概念として「プロレス」というものを解きほぐしてくれている、ありがたい書物。
    他の対談も全部いい。村上春樹もよいし、タモさんやたけし、谷岡ヤスジに野坂昭如という、サブカルチャーのカタログ的なメンツ。
    ペンギンごはんの前後なので適度な小難しさはあるけど、ほとんど40年前なのに糸井重里の対談者としての特性というか、文体が全然変わらないところもすごいと思った。

  • 090109(a 090214)
    090811(a 090824)

  • 2009/2/16購入

  • 大学時代

  • 対談者に対して徹底的に受けにまわったり、敢えて心にもないことを言って仕掛けてみたり、同調しておいて裏切ったり。
    糸井さんが老獪なプロレスラーのように立ち回り相手の懐に飛び込みその人を引き出す対談集の怪作。

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著者プロフィール

1948年群馬県生まれ。株式会社ほぼ日代表取締役社長。71年にコピーライターとしてデビュー。「不思議、大好き。」「おいしい生活。」などの広告で一躍有名に。また、作詞、文筆、ゲーム制作など幅広い分野で活躍。98年にウェブサイト「ほぼ日刊イトイ新聞」を立ち上げてからは、同サイトでの活動に全力を傾けている。近著に『かならず先に好きになるどうぶつ。』『みっつめのボールのようなことば。』『他人だったのに。』(ほぼ日)などがある。聞き手・川島蓉子さんによる『すいません、ほぼ日の経営。』(日経BP)では「ほぼ日」の経営について明かしている。

「2020年 『いつか来る死』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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