ナックルボールを風に (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041540039

作品紹介・あらすじ

魔球のなかの魔球-それがナックルボールだ。風に揺られ,この魔球はおどろくほどの変化を見せる。それはあたかもを思わせる。著者は、そのナックルボールが旅するように、スポーツの世界を歩いていく。時代は,80年代半ば。もしナックルボールに目があったら,かれには何が見えてくるだろうか。スポーツに携わる男達のを描く、ノンフィクション。

感想・レビュー・書評

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  • 往年の名選手の短編集

    選手の生き使いやその場の臨場感、自分がそこにいるような感覚

    山際氏の作品は、背景描写も目に浮かぶくらい緻密であり、読むものを引き込む。

    スポーツの一瞬を切り取った作品集

    彼らの生き方は、ナックルボールのように変幻自在・・・

  • 2017/04/20?
    移動中

  • 先発一本主義だった江夏に、「リリーフエースは野球を変えるんや。これは”革命”だよ」と言葉をかけて一気にその気にさせてしまった野村監督。そして82年10月。かつて、西本監督のスクイズ・バントに勝った江夏が広岡監督のバント攻撃に敗れたシーン。幕は必ず降りてくる、けど江夏は簡単にマウンドを降りないだろう、としめくくられる、まるで「江夏の21球」の後日談のような一編。スタンドからの敵意に「もっと騒げ!もっと騒げ!」と口の中でつぶやく足立光宏、むしろ冷静になれるしヤジも聞こえない相手バッターは萎縮する、ならもっと騒げ!と。タイガー・マスクのマスクマンとしての自負とやりきれなさを描いた一編。。敗戦投手加藤初を、その日のファッションまでオチにつかって短く冷たくドライに描いた一編。落合博満の、あまのじゃくで遠回りしながらも、すごい実績を残して来たことを描いた一編。など。

  • スポーツノンフィクションというジャンルは山際淳司で知った。有名な選手はモチロンのこと、高校野球の無名な選手に対しての丹念な取材。そのとき何を思っていたのか、実際にどうプレイされたのかが精密に再現されていく。スポーツでは全て一瞬で終わってしまうプレイの中にも様々な思いが錯綜する。山際淳司が亡くなってしまい新刊が出されないのがすごく残念だ。

  • ナックル・ボーラーな女の子が最近話題ですよね。かわいいよねw

  • 平成19年8月22日読了

  • 1997/7/31

  • スローカーブ〜より短めの話がたくさん詰まった本。野球関連が多めで、特に「江夏の21球」の裏面ともいえる話が好き。

  • 魔球のなかの魔球ーそれがナックルボールだ。風に揺られ、この魔球は驚くほどの変化を見せる。それはあたかも人生を思わせる。スポーツに携わる男たちの一瞬の人生を描く。

  • 短編というか、もっと短いエッセイ風の文章を集めたもの。
    雑誌か何かに連載していたものを再編集したのだと思うのですが、
    違うかもしれません。
    <br><br>
    A〜Zまでが頭文字となる単語をタイトルにしているので、
    メインでは全部で26の文章が書いてあります。
    それにプラスプロローグ(自転車ロードレース)と
    エピローグ(そして今夜もエースが笑う)で計28篇。
    <br><br>
    最後、エピローグの荒木大輔の話がやっぱりいいですね。
    真面目な性格であったのに、「アイドル」として
    注目されてしまった選手の苦労と苦悩。
    そして、なぜマウンドで微かに笑ったのか。

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著者プロフィール

作家。1948年神奈川県生まれ。中央大学法学部卒業後、ライターとして活動。80年「Sports Graphic Number」(文藝春秋)創刊号に掲載された短編ノンフィクション「江夏の21球」で注目を集める。81年同作が収録された『スローカーブを、もう一球』(角川書店)で第8回日本ノンフィクション賞を受賞。NHKのスポーツキャスターとしても活躍。95年5月29日没。著書多数。2017年7月に野球短編だけを集めた傑作選『江夏の21球』が角川新書より刊行。

「2018年 『衣笠祥雄 最後のシーズン』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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