急ぎすぎた旅人―山際淳司 (角川文庫)

著者 :
  • 角川書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (231ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041540664

作品紹介・あらすじ

「ひとりで生きているつもりが、大きな彼の力で生かされているような気がした」家族を愛し、仕事を愛し、短い人生を丁寧に生きた作家、故山際淳司。日々の積み重ねが築いた互いへの信頼感と絆は、いまなお生きている-。山際が家族に託した思いを、あますことなく綴った珠玉のエッセイ。

感想・レビュー・書評

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  • 山際淳司氏夫人による,亡き夫へのラブレターですね.

  • 妻から見た山際淳司。息子にとっては、忙しいからしょっちゅうは構われないけど、ポイントを押さえ、とれる時間はいっしょに遊び、さまざまなことに誘い、刺激を与える。妻にとっては、クールでタフで自分の世界をしっかりもっていて、絶妙の距離感でそれを支えたくなる。電話越しに、五輪真弓の「恋人よ」を聞かせるなんてロマンチストな一面も。「生まれ変わっても君、予約ね」という深い愛情に裏打ちされた言葉。生前、最後に人前でしゃべったときの、のどを潤すためにビールを飲みます、といったダンディぶり。死後に、嘘を書かれたことへの抗議、言っても言わなくても苦い思いを抱きながら。ヘミングウェイの「何を見ても、何か思い出す」、山際淳司「グッドラック」は手に取ってみたくなった。エッセイとしては、思いついたようにぽつぽつとパラグラフが並べられて散漫だったけど、家族しか知り得ない山際淳司像が得られて興味深かった。

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