ある日、ある午後 (角川文庫)

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感想 : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041552179

作品紹介・あらすじ

ゆっくりと流れる刻、良い書物、適当なスポーツ-午後は、一人で楽しむという束の間の時間。風が吹いた、嵐の、天気の良い夏の軽井沢の、そして秋晴れの美しい昼下がりの記憶。小説を書きだしたのも、また劇的な昼下がりのことであった。身辺を綴ったエッセイに、音楽・ビデオ・読書の楽しみ、旅の魅力、お酒、ファッションについての最新エッセイを集めた、文庫オリジナル。

感想・レビュー・書評

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  • 好きなお酒の話、夫とイギリスという国の話、旅行記、音楽や映画とそれにまつわるエピソードなどを綴ったエッセイ集。

    出版されたのが、バブル全盛期あたりなので、完全にその分を差し引いて読まなければならない内容である。特に前段の酒の話は、現代の感覚とは完全に乖離しており、ニューヨークのどこそこの何々が美味しくて、それ以外はダメー、みたいな話を書かれましてもねという内容。

    そこはスキップするとして(読んだけど)、イギリス流の話なども、1980年代終わりや1990年代初頭に、流行ったよねえという内容。

    エッセイと言うと、知り合いや身内をネタにして、恨まれながら書くものが多いと思われるが、そこを避けることと、1980年代の情報が限られていた頃の、情報強者の優位性を持って書かれたエッセイという感覚が強く、時代のものだから仕方ないよねという部分が大きい。

    後半の読書の項は、時代との乖離が少なく読めたものの、終盤の映画の部分については、おっさんエッセイという感じで、アレと比べてコレはどうだという、固有名詞を形容詞化しての内容になっていたのは残念であった。

  • 午後は、一人で楽しむ束の間の時間。身辺のこと、音楽・ビデオ・読書の楽しみ、旅の魅力、お酒などについてのエッセイ集

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著者プロフィール

森 瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市出身。本名、伊藤雅代。東京藝術大学器楽科入学。広告代理店、コピーライターを経て専業主婦に。1978年、池田満寿夫『エーゲ海に捧ぐ』に刺激されて『情事』を執筆し、第2回すばる文学賞を受賞しデビュー。直木賞、芥川賞の候補に度々ノミネートされるが、1993年に胃がんで逝去。
代表作に『情事』、テレビドラマ化された『デザートはあなた』など。

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