非常識の美学 (角川文庫)

著者 :
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感想 : 13
  • Amazon.co.jp ・本 (237ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041552377

作品紹介・あらすじ

遅刻することも、嘘をつくことも、あの女ならステキにみえてしまうのは、なぜ。我がままが似合う女になるための秘密の数々。森瑤子が全ての女性に贈る、非常識の楽しみ方。

感想・レビュー・書評

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  • 自分自身の肉体について「醜いものを醜いと感じつつ、それを放置しておくという、神経の鈍感さにつくづく嫌気がさす」→ダイエット、という森さんの心理に「そう!!!!」と深く深く頷きました。要らないお肉が付くと美意識、感覚、それに思考まで鈍感になりそうで嫌。周りの人から「痩せ過ぎでは」と言われても、自分で(お腹がぷよってなってるのが気に入らん。くびれ!)と思ったらくびれ作ります。誰のためでもなく自分が自分を好きでいるために…だいたい好きじゃないから、少しでも気に入ってるとこは増やしたい。
    森瑤子さん初めて読んだと思うのですが面白いです。ちょっと時代錯誤もあるけれど小気味良くて好き。90年代に雑誌掲載されてたエッセイなので描写は一昔前ですが、出てくるギャル(敢えて)は今とあまり変わってない気が……いや若干、弱年齢化してる感覚です。ここでは女子大生くらいかな?の女の子ですが、今は中学生くらいからこんな感じ。中学生くらいからアラサーまでこんな感じだから凄いね…とジャスト40は思います。
    年取ったからでなく、画一化進みまくってるから若い子の見分けが付かないのかも。でも年取ったからかも。
    自分はこうじゃない!と思いつつ、でも電話の相手によって声のトーン変わるのはわたしもだ。男運は悪い。それはわたしがそんな男性とつり合うような女性だからであって…耳が痛いです。
    この本、手元に置いておきたくなりました。森さんの小説も読みます。

  • 図書館で。
    なんとなく今50代後半とか60ぐらいの女性に向けて書かれたエッセイなのかな~と思ったり。まだ羽振りの良かった頃のOLさん向けというか。今はこんな余裕のある人あまり居ないんじゃなかろうか…

    自分の男を育てろとか色々書かれてますがこの方が結婚したのは浮気しない外国人だもんなぁ。読んでるとそこまでしても結婚したいか?という気持ちになってしまう。だから既婚率が下がったのかもですが。女性だって自分の稼ぎがあるのにそれを断念して、苦労して男を躾けて家に入るなんてアホらしくてやってられないってなるだろうしな。仕事と結婚を両方とか言う選択肢もあるだろうけどだったらそれなりの男と結婚したいってなるだろうし。

    でも男性がこういう女性を「可愛い」というのはわかる気がする。男性に対する視点が優しいから。この作者は男の人が好きなんだろうなぁなんて読んでいて思いました。

  • 1990年から91年にかけて、雑誌『アンアン』に連載されたエッセイをまとめた本です。

    著者のエッセイは、80年代という時代の諸相を知ることができるという意味で、このところ興味深く読んでおり、おもしろいと感じた作品も少なくないのですが、本書はバブル期の淑女の振る舞い方講座といった印象で、あまりにも時代の価値観によりかかっているように感じてしまいました。

    「女として望み得るほとんどすべてを所有している」というのは林真理子の発言だと記憶していたのですが、森瑤子だったんですね。

  • 知的で自立していることはセクシーである。
    これは、多くの女性が心の底ではわかっていながら、堂々と主張できないテーゼではないだろうか。
    1990年に書かれた文章である。四半世紀が過ぎた現代に森瑤子はどんな言葉をくれるのだろう。

    "ただでもらったものが、あなたを豊かにすることはありえないのよ。…本当に大切なことは、あなたが何を他人に与えることができるかなのである。"
    "どうせ男を真似るのなら、もっと徹底的にその精神構造まで真似ればいいのだ。その証拠に、男が結婚か仕事かの選択に迫られることはない。そこで一大決心をしたりしない。自然のこととして両方を受け入れている。
    肩の力を抜いて、柔軟にいきましょうよ、ね?"

  • 非常識といいつつ、真っ当な美学だと思います。ご紹介いただいた本ですが、私自身の「素敵な女性像」にも重なりました!

  • ところどころ参考になった〜

  • 彼女の本を読んだのは初めてなんだけど、あやの好きな山田詠美が崇拝してるそうなので読んでみました。

    ひとつひとつの価値観が合致するわけじゃないけど
    50歳近くになっても恋したりダイエットしたり、こういう女性でいたいなぁと思う。
    とりあえず、わがままがきちんと言える女になりたいなぁ。でも究極は「なぜかほっとけない女」のトシコちゃん♡

    これが1995年の話だからざんねん。今の、2008年の話を聞きたかったなぁ。

  • ちょっと極端なところもあるけど、でもやっぱり素敵です。最後の樹の話、そうなりたいって思った。

  • 大学生の時にはまったのが森瑤子。
    大人の女性に憧れていました。
    外国人の旦那さんというところにも心動かされたガキの私。

    人は年を重ねると、共感する著者が変わるのだと実感しました。
    その時々の私を映す鏡。それがエッセイなのかな…。

  • 辛辣なことをさらっと書いてみせる著者に敬服。
    言いたくても言えないことってありますもの。
    いい人だったのね。
    ほんとに。

    • Michiruさん
      ほんとうに!
      ほんとうに!
      2009/05/02
    • lovefigaroさん
      長生きして欲しかった…。
      長生きして欲しかった…。
      2009/05/02
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著者プロフィール

森瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市生まれの小説家。本名、伊藤雅代。
幼い頃からヴァイオリンを習い始め、東京藝術大学器楽科入学。この時フランス文学にのめりこんだうえ、様々な人々と積極的に交流し、卒業後に就職。結婚と育児に追われる。1977年に池田満寿夫が『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞したことを機に、初の作品『情事』を書き、すばる文学賞を受賞しデビュー。
37歳でデビューしてから52歳で没するまで、小説、エッセイ、翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品の多くがテレビドラマ化されている。代表作に、『スカーレット』『夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場』など。

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