恋愛論 (角川文庫)

  • 角川書店 (1997年11月21日発売)
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感想 : 7
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  • 本 ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041552414

感想・レビュー・書評

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  • なんとなく、長女の恋愛や結婚が心配で…手に取った本。

    イギリス人の夫を持つ森瑤子さん。長女が、ベルギーで結婚。その頃に書かれた物かな。

    わかるような…わからないような…。
    私にとっては、楽しい読み物ですが、長女に読ませたいとは思わなかったかな。

  • 恋愛にまつわるエッセイ。森瑤子の本は初めて読みます。
    なんだかとてもオシャレというか、洗練されていて洒脱な内容でしたね。芯のある女性で憧れます。
    三姉妹の母親でありながらも、女としての生き方を忘れず、結婚して妻でありながらも、小説家としての野心も失わない。
    欲ばりにもがむしゃらな感じにもさせずに、そうした「なりたい自分」であるためにしなやかに生きている姿はどうしたって憧れてしまう。
    「風と共に去りぬ」のスカーレットのような。読んだことないんですけど、森瑤子さんが自身をそうたとえているので俄然読みたくなってきました。

    結婚での教訓もいくつか。
    結婚生活で、できるだけ長くドキドキしていたかったら、楽しみを我慢すること。何ごとも腹八分目。少しだけいつも物足りなくて、何かやり残しているような感じ。そうやって次回への期待を嫌でも高めること。
    次回が無くただ毎日延々とつづく結婚生活で、あえてそうした「楽しまない努力」をするのはこれはもう確実に効果的でしょう。

  • -私たちは、本当に幸福になるための努力よりも、どちらかというと、人に幸福のイメージを与えることに、四苦八苦している-

    森瑤子さんは自分のスタイルのある女性だったように思います。スタイルを持つということは、こだわり、それを支える哲学があるということ。ずいぶん古い本だけれども、色褪せてない。結婚式にかけるお金の使い方、女を知りつくした夫を選ぶことの意義、などなど、一回は読んでおくといい。

  • 恋愛について。ありとあらゆる教訓が書かれています。いや、これは本当に勉強になりますよ。女性が作者ですが、この本は、男性にこそ詠んでもらいたい(そして、反省してもらいたい)ですね。女性と男性の感性はぜんぜん違います。だからこそ起きてしまうトラブルを解決する方法が載っているといって過言ではないと思います。
    (karasuさん)

  • かっこよすぎな本でした。自分を愛せないと人を愛せない なんて自身の体験をもとに書かれています。

  • これ読むとね、んもう、自分の恋愛がベイビーのようでねええ。

    こんな風に恋愛できる女になるべく精進いたします。

    わーいわーい。

  • この人が言うと格好良い。

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著者プロフィール

森瑤子(もり ようこ)
1940年11月4日 - 1993年7月6日
静岡県伊東市生まれの小説家。本名、伊藤雅代。
幼い頃からヴァイオリンを習い始め、東京藝術大学器楽科入学。この時フランス文学にのめりこんだうえ、様々な人々と積極的に交流し、卒業後に就職。結婚と育児に追われる。1977年に池田満寿夫が『エーゲ海に捧ぐ』で芥川賞を受賞したことを機に、初の作品『情事』を書き、すばる文学賞を受賞しデビュー。
37歳でデビューしてから52歳で没するまで、小説、エッセイ、翻訳など100冊を超える著作を生んだ。作品の多くがテレビドラマ化されている。代表作に、『スカーレット』『夜ごとの揺り籠、舟、あるいは戦場』など。

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