一人乗り紙ひこうき (角川文庫 (5534))

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著者 : 岸田今日子
  • 角川書店 (1983年9月発売)
  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041553015

一人乗り紙ひこうき (角川文庫 (5534))の感想・レビュー・書評

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  • 己斐の ブックオフで見つけた!あそこに本を持ち込む人と気が合う気がする。素敵!岸田今日子の小説が棚ざしになっているなんて。

  • (2007.04.23読了)(2007.01.20購入)
    「子供にしてあげたお話」4篇、「子供にしてあげなかったお話」14篇、エッセイ2編、「女の子−六歳」「わたしが逢ったひと」が収められています。
    「女の子−六歳」は、自分の子供について書いたものでしょう。「子供にしてあげたお話」は、自分の子供に話してあげたものなのでしょう。
    「わたしが逢ったひと」は、普段の生活で出会った人たちの話です。ちゃんと落ちがついていますので、岸田さんは、何気ない普段の生活をしっかり楽しんでしまうユーモア感覚の持ち主であることが分かる。
    「子供にしてあげなかったお話」は、かなり残酷だったり、大人の話だったり、ちょっと子供には聞かせられなかったり、難しかったりする話で、大人が読んでもちょっとわかりにくかったりする。

    ●さんすう(51頁)
    「何か問題出してみて」
    「じゃあね、三たす六は」
    子供は目を伏せて考える。なんとなく、両手の指をながめているようだ。
    「あのね、あのね、八、じゃなかった九」
    「七たす八は」
    子供は真剣になって指を見つめる。
    「靴下脱いでもいいのよ」
    子供は、恥も外聞もなく靴下を脱いで足の指を数え始める
    ●馬(56頁)
    「あたしに描かせて。あたし、とっても馬を描くのうまいわよ」
    と子供は言う。
    「あのね、あたしが犬を描いたら、それ馬?って言われたぐらいだもん」
    (2007年4月24日・記)

    ☆関連図書(既読)
    「外国遠足日記帖」岸田今日子著、文春文庫、1994.11.10
    「大人にしてあげた小さなお話」岸田今日子著、大和書房、2000.07.05
    「パンツのはきかた」岸田今日子さく・佐野洋子え、福音館書店、2007.05.01
    内容紹介(amazon)
    よい母親でありたいと思いながら、「子供にしてあげたお話」の可愛らしさ。少し悪い女でもありたいと思いながら書いた、「子供にしてあげなかったお話」にひそむ怖さ。 奔放な夢想と繊細な感性で紡ぐ、愛と残酷のメルヘンに、役者としてのユニークな個性がひかるエッセー「女の子 ― 六歳」「わたしが逢ったひと」を収録。

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