異形の地図 (角川文庫)

Kindle版

β運用中です。
もし違うアイテムのリンクの場合はヘルプセンターへお問い合わせください

  • 角川書店 (1984年5月17日発売)
2.90
  • (0)
  • (2)
  • (16)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 64
感想 : 4
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784041576014

みんなの感想まとめ

一人の男性が女性の追憶を辿ることで描かれる物語は、連作短編形式で構成され、濃密な愛情と友情が時を経て疎遠になっていく様子を巧みに表現しています。特に、追憶の女性が美化される一方で、最後の話では恐怖の対...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 奥付は昭和59年初版、昭和63年9版。舞台設定は一人の男が女性の追憶を旅先での出来事を通じて物語る、連作短編風の12話。昨日読了した本の知識を借りれば、濃密な愛情空間を共有した男女が、地理的・時間的に離れ離れになり友情空間から貨幣空間へと疎遠になっていく様子が描かれる。追憶の女性は美化されることが多いが、最後の「瑠璃色の底」では沼の底へと引きずり込まれるような恐怖の対象となった。初読は20代だったが、年齢を重ねた50代で再読すると一層味わい深い作品。

  • 阿刀田さん

    こんな怖い話があったんだなー…
    みたいな感じの感想。
    男目線で女ってこういうとこあるよなあみたいな
    ぼんやりサスペンス?

    あんまし集中して読めんかったので
    そのうちもう一度読もうかな!

  • 阿刀田高の短編集。旅と女の思い出を書きながら、そこに怪談風のエピソードを組み入れていく。

    やっぱりこの人は、怪談を書かせると活き活きとしてくるのだけど、本作は中途半端に純文学を狙った作品となっており、オチの切れがすこぶる悪い。

    全体に、文章自体は非常に優れていると思うし、論の運びも悪くないのに、「面白く無いなあ」という消化試合的な作品が並んでしまい、残念。

    「…という不思議な事が起こったけれども、その女の人とはもう会えないのだなあ」みたいな叙情的な幕切れよりも、恐ろしいまま終わればよいのだし、読者もそういう作風を期待してるんじゃないのかなあ。

  • 連作長編。

    阿刀田さんの恋愛もの。これもあまり好みではないけど、やっぱり読んでしまいます。いい表現がいっぱいだから。

全4件中 1 - 4件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

作家
1935年、東京生れ。早稲田大学文学部卒。国立国会図書館に勤務しながら執筆活動を続け、78年『冷蔵庫より愛をこめて』でデビュー。79年「来訪者」で日本推理作家協会賞、短編集『ナポレオン狂』で直木賞。95年『新トロイア物語』で吉川英治文学賞。日本ペンクラブ会長や文化庁文化審議会会長、山梨県立図書館長などを歴任。2018年、文化功労者。

「2019年 『私が作家になった理由』 で使われていた紹介文から引用しています。」

阿刀田高の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×