影絵の町 (角川文庫)

著者 : 阿刀田高
  • 角川書店 (1989年8月発売)
3.23
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  • Amazon.co.jp ・本 (273ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784041576076

影絵の町 (角川文庫)の感想・レビュー・書評

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  • 2部に分かれている短編集です。
    1部は日本各地を舞台にした短編。
    2部は銀座を舞台にした短編。

    1部の方は男と女の大人の恋愛を描いた話がほとんど。
    それに日本各地の地名や特産物などを重ねあわせて読む事ができ、はっきり情景が浮かびます。
    とにかく地名や特産品などが具体的!
    東京の和気清麻呂像、盛岡の五百羅漢、燕三条のナイフ、倉敷の白壁、佐田岬の椿・・・。
    行った事がある所ならそこの風景を思い浮かべながらストーリーを楽しめますし、行ったことがない所はそれなりに想像して楽しめます。
    そして2部の方は銀座という日本でも一種特殊な地域で繰り広げられるストーリー。
    スクランブル交差点がやたらと出てくるのが印象的でした。

    昔読んだ本ですが、ずっと記憶に残っている話があり、「ああ、この話はこの本に載ってたんだ~」と思いました。
    それは1千万払ったら1歳若返らせてくれるならどうする?という話。
    1歳で1千万って高い!!
    だけどその後、1億払ったら10歳若返らせてくれるという話になり・・・。
    それなら喜んで出す人がいくらでもいるだろうと思いました。
    同じ事なんだけど、数字のマジックだな~と思ってずっと記憶に残ってました。
    あと「月の光」という話も良かった。
    オチは想像できますが、イメージを浮かべながら読むと「あ~、そうか」となります。
    その後の「白い橋」という話も何となく好きです。

    どうという事ない話、さりげない話も具体的な地名からイメージする事でこんな風に楽しめる話になるんだな~と思う作品です。

  • 短編集。全24話。

    好みのものもあれば、そうでないのもあり。

    前にも読んだことあったかな〜『らせん階段』。確かに、らせん階段ってぐる×2回ってて、時おり自分が何階にいるかわからなくなることあるよね〜。それをうまく恐怖と結びつけてこういう話を書くのってすごいね。うん。

    あと、『にしん挽歌』、『鯉のはなし』もよかった。こういう言葉遊び?みたいなの好きだなぁ。同音異語とかさ。

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